本日設立 | 冥王星移住計画

本日設立

朝、目が覚めてすぐさまPCの前に座り、画面上の時計で時刻を確認する。8:49。まだそんな時間か。何時に床に就いたかはおぼえていないが、あまり長くは寝ていないことはたしかだ。そういえば、寝る直前にサイトの修正をおこなったのだった、と思い出し、文書の修正時刻を見てみる。6:34。たった二時間あまり。体は多少だるいが、つらいというほどでもない。

気力はといえば、至極充実している。過去五年間で最大といってもいい。窓から差し込む朝の光をこれほどまでに心地よく感じたことは、長いことなかった。

まだクーラーはかけていない。思えば、目を覚まさせられたのも、暑さのせいだ。が、いまはこの微妙な暑ささえ心地いい。この季節を肌で感じられることが、この瞬間を肌で感じられることが心地いい。

やらなければいけないことが目の前にある。いや、やりたいことがある。やりたいと思えることがある。

以前、心を鷲摑みにされたゴーリキーの言葉を思い出す。曰く、「明日、何をなすべきか知らぬ者は不幸である」。かつてはずっとそんな不幸の直中にあった。が、いまはちがう。明日どころか、この先の一分一秒さえ輝いて見える。

ありえないほど前向きになっている自分がいる。

設立日とはいえ、今日は日曜日なので、電話での問い合わせ受付は明日の月曜日からでいいか、と思っていた。もとより、通常営業においては、平日のみとする予定だったためだ。が、今日だけは、平日と同様に、受け付けてみようと思う。
むろん、問い合わせの電話が一本も入らないという可能性さえある。が、それはそれでいい。重要なのはとにかく前へ進むことだ。留まろうとしないことだ。「だめかもしれない」「むりかもしれない」という悲観的予測に足を引っ張られずに、最善を尽くすことだ。最善を尽くしてもだめだった場合は、また改めて対策を講じればいい。失敗もまた前へ進むための原動力になり得る。

平日と同様、午前十時から午後五時まで受け付けることにする。手早くサイトに修正をかけなければいけない。

日曜日の午前十時といえば、将棋ファンにとっては、ちょっぴり特別な時間だ。NHK教育で将棋の時間がある。将棋講座とそれに続く将棋トーナメント。毎週、たのしみにしている。が、今日は見るまい。もっとほかにやりたいことがある。やらなければいけないことというより、やりたいことが。

どうやら冥王星に移住する必要はなくなったようだ。ハーデースにはしばらく会えそうもない。