Liveonrelease - I'm Afraid of Britney Spears | 冥王星移住計画

Liveonrelease - I'm Afraid of Britney Spears

 女性ヴォーカルによるシンプルかつチープな感じのポップ・ロック。
 歌詞がいい。曲名から想像がつくような内容。

 I turn my radio on and I hear the strangest song

 I'm afraid of Britney Spears and Christina Aguilera
 Backstreet Boys and N'sync I don't know what to think

 で、サビのあとのところでは、

 Milli Vanilli Milli Vanilli Milli Vanilli Milli Vanilli

 と連呼される。おもいっきり馬鹿にしてます
 (Milli Vanilliといえば、いわゆる口パクで有名になったグループ。つまり、ニセモノニセモノと連呼しているにひとしい。さらにいえば、レコード会社によって営利追求的につくられた紛い物という意味もふくまれる)

 EminemもおなじようにBritneyやAguileraをこけにしたような曲をかつて唄ってたけど、そういうのが許されるような雰囲気が欧米にはある。実業界に目を向けても、Bill GatesとSteve Jobsが皮肉を言い合いながらも、じつは仲がよかったりする。いわば表面的には対立を装いつつも、裏では手をにぎるという文化。対立を引きずらない、大陸的文化。
 こういうのは日本ではちょっと考えられない。インディーズではこういうのもありうるかもしれないけど、「あゆなんてゴミ。ラルクも糞」なんて唄うメジャーなバンドは出てきづらい。実業界においても、競合企業に皮肉をいったりすると、それを根にもったり引きずったりしがち。きつい冗談を笑い飛ばすことができずに憤慨したりするとすれば。それはきっと余裕のなさのあらわれ。
 新聞を見れば「敵対的買収=悪」と決めつけるような論調が跋扈している。「過度の競争」を問題視するのはけっこうだけれど、すべての競争を過度の競争と見なしているようにすら見受けられて、滑稽に思えることもしばしば。
 和をもって尊しとし、対立を許さないような、ある意味封建的な文化がこの国には根づいてる。島国特有・定住型農耕民族特有の息苦しさといったら、言い過ぎだろうか。

 というようなことを、この曲を聴いて考えました。