『星を継ぐもの』 | 冥王星移住計画

『星を継ぐもの』

J・P・ホーガン作。いわゆるハードSFの名作。金字塔っていってもいい。ハードとはいっても、特に専門的な話題が出まくるわけでもなく、ほとんど一般常識レベルなので、理系じゃなくてもぜんぜん読める。科学的究明のプロセスめいた謎解きがハードな感じでいい。
難点は、ご都合主義的な主人公の位置づけ(活躍させすぎ)、邦訳が破壊的に古くさいところ("you bastard"を「罰当たりめ」って訳すなんてありえない)。内容が内容だけに、よほど英語が得意じゃないと、これは原書では読みづらい。きっちり細部まで理解しつつ筋を追ってこそたのしめる内容。
ちょっと現実味が乏しいところもある(「捕獲」説とか)けど、そのあたりに目をつぶれば、かなりたのしめる。