『変身』 | 冥王星移住計画

『変身』

不条理の文学とかいわれるけど、なにが不条理なのか、わからない。設定が不条理っていうならわかる。でも、だから何? 不条理って言葉が一人歩きしてる。そんなのはカフカの特徴でもなんでもない。軽々しく不条理とかいうなって思う。そんな簡単に論評してわかった気になるなって思う。じゃ、どう語ればいいのかっていわれても困るけど。
すくなくとも『変身』は人間の疎外感を描いてる。極端なわかりやすい設定、疎外されても仕方がないような設定を選んでるだけのこと。引きこもってから読み返したらヒキコモリの物語としか思えなかった。

「あれがいなくなんなくちゃ」と妹が叫んだ。「それが唯一の手段よ、父さん。あれがグレゴールだなんて考えだけはきれいさっぱりすてなくちゃだめ。私たちが長いことそう信じてきたっていう、そのことがそもそも私たちの不幸なのよ」

そんな感じです。しいたげられてます。とうぜんです。