Stephen King | 冥王星移住計画

Stephen King

どうでもいいような場面すら緊張感をはらんでて飽きずに読める。語りの巧さは脅威的。たんにおもしろいだけじゃなくて、そこにはつねに人間性への問いかけがある。
いちばん好きなのは『ショーシャンクの空に』の原作になった『壁の中のリタ・ヘイワース』。Kingの作品の中には結末が悲しいものもすくなくないけど、これは読後感がわりといい。
次に好きなのは『ファイアスターター』。逃亡劇の緊張感がいい。人物設定と背景設定がやたら深い。終盤の対決シーンはちょっと退屈。ハッピーエンドとはいいづらいけど、結末はかっこいい。合衆国という国の懐の深さというか、非ブッシュ的な「正義」の存在を感じられる。