燃えるような赤い空の下
人が堕ちる音を聴いた


赤い血にひどくよく似た夕陽と
長く黒い影と笑顔

それがすべてで
それが終わりだった

斜陽の中で
手を振ったのはだれ?
足元に伸びるその影を
踏んだのはだれ?

茜色の空の下
いつまでも独り

変わらない夕焼けの中
変わってしまったこの場所で
誰かが、泣いた

泣いて

さよなら、って

手を振った