ずごいビビった
そして、あえての丁寧語
昨夜のことでした。
私はテスト前日だったのでノートを広げて、ずっとノートを、読んでいました。
家族は父が隣の部屋でパソコンをやってる以外、下の階には誰もいませんでした。
私は音楽を聴きながらノートを読んでいたんですが、ふと視界端に、何かがちらっと動くのが見えたんです。
ちょうど音楽の一曲も終わったところで、ほぼ無音の部屋になっていたと思います。
視界に映ったものが気になって顔を上げると、ありえないものが目に飛び込みました。
私が勉強しているのは、リビングで、勉強している私から見て正面に台所があります。
その台所の脇、洗面所に繋がる廊下の開け放たれた壁、それもほぼ天井近くに…
真っ白い手が、壁を掴んで、いました。
こちらに指を向けて、壁を掴んでいるその手?にはっきり焦点が合いました。
あまりにもはっきりと見えたので、最初は呆然としました。
次にぎょっとして、悲鳴を上げかけたんですが、その頃には手は廊下の闇に消えてしまいました。
目を反らせなかったので、消える瞬間も見ました。
自然な手の動きで、手は壁の向こうに消えたんです。
あたかも人が壁の向こうに立っていて、壁を掴んでいたのを離したみたいに…
でも、それなら手は右手となっていなければならないのに、その手は……左手でした…
アレは何だったんだか…
あそこまではっきり見たの久しぶりな気も…いやでも…見間違いだよね、うん……あー…