「手まりの罪」は、てる子さんの小さな思い出をもとに創られたものがたりで、小学4年生のことだったそうです。
「じんべえさん」と呼ばれた大山君にはモデルがいます。よほど家庭の事情があったのか、先生はほとんど叱ることがありませんでした。
てる子さんは、大阪の「船場」というところで育ちました。商売をする家が多く、比較的裕福な家庭が多い中で、大山君の家は貧しい環境だったそうです。
しかし、じんべえさんこと大山君は卑屈な印象が少しもなかったそうで、てる子さんの心にはその姿が刻まれたそうです。
じんべえさんは、今どこにいるでしょう。
1945年3月の大阪大空襲を無事生き延びていてくれているでしょうか。
今でも、ときどきじんべえさんを思い出すてる子さんです。