ある存在意識のばしょ
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存在している。
あるはずのなかったものがいきなり凄まじい速さで生まれる。
〇
生まれた。
それは小さくて、かわいくて、とがってて、グロくて、シンプルなものだった。
ふれた。
.
小さくなった。
また触れた。
。
丸くなった。
またさわってみた。
なにもなくなった。
空気に触れる。
さわる。
冷たい。
でもどこかなつかしい。
存在していたものが突然消える。
それは今でもどこかで起きている。
存在している意識は、儚く、そしてもろい。
でも綺麗。
存在意識とは、そういうこと。
だからこそ、存在しているものは輝ける。
消えても輝いた破片は消えることはない。
「消えてしまえ」
「消えろ」
「■■」
どの言葉も響きがよくない。
こういうものは意識など、なにもない。
口にふっと出た言葉。
意味なし。
私たちが見てきた存在意識の物体は
なんだったのだろうか。
そんなに汚いものだったのだろうか。
今の社会はそんな感じだ。
人人人人人
今、この文字も消えてなくなろうとしている。
ここで間違えた文字も一瞬にして消えてしまう。
消すことは、とても簡単なこと。
ほら。
だんだん消えてきた。
消 え て き た. . . .
さよなら。
+。
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題名 ある存在意識のばしょ
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