一粒の麦 | えむちゃん

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一粒の麦は、地に落ちて死ななければ
一粒のままである。
だが、死ねば、多くの実を結ぶ。

ヨハネによる福音書12:24


絵はゴッホの作品、  種まく人  1888年

ミレーの種まく人と同じモチーフで模写的に描かれた作品。

輝くような柔らかい夕陽の中
豊かな土地に麦の種を蒔く人は
しっかりと前を向き、軽快な足取りのように感じる。

種まく人の心の内にあるのは
蒔く事そのものの喜びか、収穫への希望なのか。

蒔くという行為は
時間において消え去る。
種は豊かな土地において、
自然の力にはぐくまれ、実を結ぶ。

人は、神さまによって地上に蒔かれた種。
慈しまれ、豊かに育てていただいていると信じよう。


ところで岩波書店は、
ミレーの種まく人をモチーフにして
高村光太郎が製作したメダルをエッチングしたものを、会社のマークとして使っている。

社の精神、ワーズワースの
「低く暮らし、高く思う」
を表すとのこと。