薄い灰色がかった空の下に、限りなく広がる海。
あの水平線に辿り着くことができたら、私の手は、遠く見えている空に触れることができるのだろうか。
電車に揺られながら、ちょっとぼんやり考えている私がいる。
一方で、あの憧れる場所へ行くことが例えできたとしても、やっぱり今ここにいる事と、なんら変わりはないのだとも思う。
当たり前だけど、寂しくなってしまう。
でも、よくよく考えてみれば、
離れて見えてる空は、遠くにあるのではなくて。
どんな所に私があったとしても、その中にわたしが包まれていて、共にいてくれているのだから。
そう思うと、不思議と寂しさはどこかへ消えていった。
湾岸沿いの景色は、本当に美しい。
ただ、どうしてか分からないけど、ごみがたくさん廃棄されていて。
見たくはなくても、同時に目に入ってくる。
少し、複雑な思い。
思い続ける間もなく私を乗せた電車は、あっというまに、眼前の風景を変化させてしまっていた。
これは、違う時に違う場所から撮った東京湾
