言葉を、どんなに心を尽くして重ねても、表現するに能うことができないもの。
千の言葉以上のもの。
それは、数限りなくあるに違いない。
私は、言葉に頼りすぎていた。
偏りすぎていた。
母がまだ命があった時に、たくさんの言葉を尽くすよりも、たった一度会いに行けば良かったのだ。
言葉は、私という存在に優るものとでも思っていたのだろうか‥
自分自身の存在することへの、不安感。
どうしてだろう?
そんな考え方そのものが、母を否定している事に他ならなかった。
本当に大切なもの、求めるものを見極めることができますように。
そして、見失なうことがありませんように。