通勤電車での片道20分ほどは、よほど疲れているか眠い時以外、新聞や雑誌、本を読んでいる。
視力が良くないし、荷物が多くなりがちなので、本を持って電車に乗るのはやめようと何度も思うのだけれど、何か読むものを持っていないと落ち着かない。
で、とりあえず、文庫本ならOKということにした。
本棚周りを見まわして、まずは高峰秀子「わたしの渡世日記」。ちょうど書評でおすすめ文庫が紹介されていて買ったのだったわ。。。
- わたしの渡世日記〈上〉 (文春文庫)/高峰 秀子
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- わたしの渡世日記〈下〉 (文春文庫)/高峰 秀子
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もとは「週刊朝日」に連載されたもので、それがなんと昭和50年!ってことは~、、、えっと、えっと、1975年だから、35年前に書かれた回想録。なのに、ちっとも古びた感じがしない。
もちろん、内容はその時代ならではのことも多いのだけれど、文章のイキがいい。
忙しすぎて小学校もロクに通えなかったことがコンプレックスになっていると高峰さんは言うが、こんな文章、なかなか書けないと思う。つづられた幼い日々の体験も、もちろん、なかなかできるもんじゃないドラマティックなものだけれど。
つい引き込まれ、家でも続きを読んでしまう。自宅では重い(物理的にw)本を読むことにしてるんだけどな(;^_^A