家族で再生「サンシャイン・クリーニング」

　高校時代は花形チアリーダーだったローズは、いまや苦しい生活を送るシングル・マザーで、昔の彼と不倫を続けている。妹のノラは無色で、一攫千金を狙っては失敗する父親と暮らす。そんな二人が、儲かるからと事故現場の清掃というビジネスを始めるが、思うようには進まない。

　「リトル・ミス・サンシャイン」の製作スタッフが再結集して手掛けたという家族の物語。

　嫌な言葉ながら端的に言えば「負け組」の一家を、摩擦も含めて温かく描いている。やっぱり「サンシャイン」！

　いかにもいい暮らしぶりの同級生のベビー・シャワーに出かけるローズ、意地なんだろうけど・・・痛い。だからこそがんばってほしいところで、帰ってみたらせっかくの仕事がピンチなんて～。。。

　でも、さり気なく助けてくれる人が出てきたり、なんだかんだ言って家族が支え合うようになったり、人間、捨てたもんじゃないよな！と最後には思えます。

　うん、分かんないけど、きっとローズたちは幸せになる・・・と思う。