つみきのいえ

加藤 久仁生監督  2008年 日本


 海面が上昇して水没しつつある町でひとり暮らす老人。海面が迫るごとに上へ上へと建て増しを繰り返した家は、そのまま彼の人生の時の積み重ねだった。


 素朴な温かみのある輪郭、おじいさんが振り返る長い時間。。。しみじみと落ち着いた気持ちになります。

 たまには、こういう時間が必要だなぁ。


 

 来し方に思いを馳せるという意味では、「カールじいさんの空飛ぶ家」を思い出しもしましたが、この「つみきのいえ」は、より「静」で内省的な感じです。日本の「わび・さび」か。




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