犬の力
ドン・ウィンズロウ 角川文庫

 南米を舞台に合衆国も巻き込んだ麻薬戦争を、史実を匂わせるエピソードも織り込んで描いた大作。


 孤高の捜査官アート・ケラーと、ある意味、好敵手のアダン・バレーラ。

 ともに魅力的な好漢なのだけれど、あまりに激しい抗争、暴力、謀略による犠牲に閉口してしまう・・・。けど、読み続けてしまう。


 「ゴッド・ファーザー」的な迫力です!

 ドン・ウィンズロウって初めてでしたが、すごいですね。

 

 借りる時に「ああいう世界、大丈夫なら」と言われたのですが、まさにその通り。大丈夫な方にはおすすめ! 怖くて嫌だわ・・・という方はやめておいたほうがいいです。

 読みながら、目を覆いたくなる場面もありました。



 上下巻読むのに越年してしまった・・・。

 遅すぎ。

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