TAKEN

ピエール・モレル監督  2008年 フランス


 元CIA工作員の男が、誘拐された娘を救出しようとひとり奮闘する。


 リーアム・ニーソン扮する父親は、仕事一筋で妻に愛想を尽かされた男やもめ。17歳の一人娘は優しいが、妻の再婚相手である金持ちの義理の父にもなついている。

 ちょっと寂しいダメパパが、娘愛しさの一念でとにかく突き進む。


 リュック・ベンソンのシンプルなストーリー。

 いまや一市民である男がド派手なカーチェースを展開して居並ぶ敵を情け容赦なく撃ち殺すなんて、荒唐無稽ではある。おじさん、いくらなんでもそんなに都合よくいきますか~?


 でも、誘拐した女の子達を監禁して麻薬漬けにして売春させたり売り飛ばしたりする男達がやられるのを見て、正直スカッとしました(;^_^A


 別の映画で見たギャング同士の抗争では、やられてる方が気の毒になって痛々しく感じていた私。。。それが一転、手に汗握りつつ、もっとやれ!やってしまえ~!と変身。

 そういう意味ではうまくできた映画ではないでしょうか。いや、私が単純なだけか・・・。