植物園の園丁が椋の木の巣穴に落ちて。。。

 出会う人、風景がどこか妙な具合である。しかもその歪はどんどん大きくなって、さながら異界を旅することとなる。


 気になりながらあえて目を背けていたこと、正面から向き合うべきなのに逃げてきたこと。


 無意識が、それらに引き合わせてくれたのだった。




 最初、細切れの時間に読もうとしたら、この世と別の世界をワープするような記述に「あれあれ、この人は?」などと戻り読みすることになり(単に暑さで記憶力あるいは読解力減退かw)、落ち着かなくて中断。

 ゆっくり時間のできた今日、あらためて読み始めると、興味深い展開に、一気に読了!でした。

f植物園の巣穴/梨木 香歩
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 梨木さんの本は2冊目。

 最初に読んだのは、「西の魔女・・・」(代表作?)ではなく、こちら。。。


りかさん/梨木 香歩
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 読書友達がプレゼントしてくれたのでした。


 今回、久しぶりに梨木本を手に取り、やっぱりこの人なかなかすごい・・・と思いました。この友達の選本(作家)眼も!