Tony Blair's Leap of Faith

TIME June 9, 2008


 米、露、EU、国連の4者の中東特使として和平仲介をめざすブレア前英首相が、異なる宗教間の対話の橋渡しをしようと自ら財団を設立した。カトリックへの改宗も発表したばかりだが、世俗主義の徹底したイギリスで、著名な政治家が宗教に熱心なことを公にするのは珍しい。歴史を顧みれば、宗教は国境を超えた人のつながりや交易を推進し、グローバリゼーションを先取りしてきた。ケルン・サミットでは、活動家と宗教グループが手を組んで世界の貧困克服を訴えた。しかし、ブレア氏のめざす活動は容易ではない。


a leap of faith 奇跡を信じること、僥倖にすがること

antagonistic 敵意を持つ

derision 嘲笑

profess ~を公言する

contempt 軽蔑

sanctimonious 信心深げな、敬虔ぶった

reconcile ~を和解させる、調和させる

nominally 名目上は、名ばかりで

a sprinkling of 少数の

renounce ~を放棄する

adherent 信奉者、味方

exquisite すばらしい

augment ~を拡大する

prophylactic 予防の

contraception 避妊

decry ~を公然と非難する

quaint 奇異な、面白い

sleaze 不正な行為

chattering classes おしゃべり階級(政治・社会・文化を話題にする金持ちの教養人階層を皮肉って)

smug ひとりよがりの

spread oneself too thin 一度に多くのことをやりすぎる



 一度目???ぐっと我慢で二度目にすんなり入ってきた箇所がいくつか。

 宗教について政治家がどのような振る舞いをするか、また国民がそれをどうとらえるか、イギリスとアメリカの違いが興味を引きました。このへん、日本人には、あらためて言われないと理解できないこともありますよね。

 ブレア氏について、これまで持っていた印象とは違う面が多々ありました。