<犬に芸をさせる>と昔はよく言っていました。
・お預け(マテ)
・お座り(スワレ、シット)
・お手
・フセ(ダウン)
・チンチン
・チンチン逆立ちバージョン
・回れ
・ピストルに模した手を突き出して「バン!」という合図で死んだふり
・新聞や牛乳をポストから持ってくる
色々出来るワンちゃんのご家庭は、芸達者ですね、なんて言われたもので・・・。
一方、何もできないワンちゃんは<駄犬>という烙印を押されて肩身の狭い思いをしていたような気がします。
近年では「ウチの子は芸なんて出来なくて良いんです」というご意見を、良く聞きます。
僕もその意見に賛成です。
楽しく幸せに暮らせれば良いわけで、特に跳んだり・跳ねたり・転がったり・死んだふりをしてもらう必要は無いでしょうね。
しかし、マテ・スワレ・フセ・オテは出来た方が良いと思っています。
それはこれらが単純な芸ではないからです。
お散歩の時に向こうから歩いてきたワンちゃんに吠えてしまうとき。
知らないヒトが歩いてきてとびかかろうとしてしまうとき。
「まぁ、ちょっと待ちなさい」とか。
「少し座って落ち着きなさい」というこちらからの提案に、ちゃんと耳を傾けてくれるようであれば。
はたまた、散歩から帰ってきて手や足を拭くとき。
「手を貸して」と言って伝わると、とても楽ですよね。
行動療法科で診察を行っていると、マテ・スワレ・フセ・オテが出来ると良いなぁ。
そう感じる事が度々あります。
ご家庭の教育方針(?)もありますが、これらはやってもらえるようにしておくと、より良い生活を送れるのではないかと思います。