最近2つのクラブ(うち一つはプロクラブ)支援者から同じような相談が続いたので、取り返しのつかないことになる前に気付いて欲しいという思いと、一生懸命組織運営されているあなたが同じような過ちを犯さないように記事を書きたいと思います。

 

まずは、質問です。

 

あなたは2万円クラブや組織に支援して頂ける方と20万円支援して頂ける方どちらがありがたいですか?

 

もちろん、両方ありがたいです。

 

しかし、やはり正直20万円頂けた方がかなりありがたいですよね??(笑)

 

 

では条件を少し変えます。

 

今2万円頂けるのと、20年後20万円頂けるののならどちらがありがたいですか?

 

それでも20万円の方がありがたいですか?

 

 

こんなデータがあります。

サラリーマンの平均月給

1960年   18,458円

1980年 191,700円

 

1958年に調査開始し、60年代後半から急激に月給が上昇していて、1960年と20年後の1980年では、同じサラリーマンの一ヶ月の仕事ぶりでも月給で10倍の違いがあります。

 

これは、全員が10倍の仕事をできるようになったのではなく、物価の上昇や日本の経済成長、周りの環境の変化で一ヶ月の仕事に対する月給も変わり、一円の価値も変わったということです。

 

つまり、ざっくり言うと2万円と20年後の20万円は一月分の仕事の対価という点で一緒です。

 

 

こうも考えてみてください。

 

クラブを立ち上げる前、誰も自分の夢の話に耳も傾けててくれない時に「頑張れよ!」と頂いた2万円と、20年後もうプロクラブにまで成長して、何億というスポンサー料を頂くクラブに成長した時の20万円。

 

もちろん本当に両方ありがたいというのは変わりない。

 

しかし、もし最初の2万円がなかったら、今プロクラブも何もなかったかもしれない。

 

相手の立場から考えても、2万はきっと何の宣伝効果もないし、その時このクラブを応援しているぞ!と言って回っても、誰も相手にしてくれないですよね。1年後やっぱりダメでした!って言われる可能性も大きいですし。

 

しかし後者なら、すでにプロクラブで数億円のスポンサー料を貰うようなクラブなら、20万出して俺はクラブの支援者だ!と言ったら宣伝にもなるし、そう簡単にクラブが潰れるとも思えませんよね?

 

相手の費用対効果として、今の2万円より20年後の20万円がはるかに効果がありますよね?

 

 

そんな効果が期待できない時に応援してくれた人がどんなクラブにも少なからずいると思います。

 

 

あなたのクラブも、そんな大切な人を失おうとしているかもしれません。

 

そういった方のことを一方的に自分達が成長したからと、ないがしろにしては絶対いけません。

 

 

 

今のJリーグもどうでしょう?開幕から20年以上が経ち、J2やJ3など当初10チームにしか許されなかったJリーグクラブという称号が、今や54クラブがJリーグクラブを名乗れるようになりました。

 

元々大手企業のチームからJクラブになったところもあれば、Jリーグのルールが整備されて、各県のリーグから順調に成長してきたチームまでいます。

 

そんな成長してきたチームが10~15年くらいでJクラブになってきたのだと思います。

 

しかし、先ほども言ったように、より数字の大きな金額をもらえるようになり、本当の金額の価値を見落としているクラブも多く、支援者が少しずつ離れてきているところもあります。(もちろん新しい支援者も増えてはいると思いますが)

 

会社なんかになるもっともっと前からの支援者、もしくは大きな借金を抱えて会社にほとんど価値なんてない状況の時に支援してくれた方、この人たちからの支援の価値をクラブ・組織として今後どう評価し、どのように扱っていくのかというのをもっと真剣に考えたほうが良いと思うのです。

 

クラブもいつも新しい支援者ばかりじゃなくて、なるべく多くの方が長く継続的に支援してくれた方がいいですよね?

 

 

特に苦しい時に支援して頂いた方は、やはりクラブに相当愛着もあると思います。

 

しかし、最近なんか金額が大きいところばかり見て、元々の支援者のことを全然見てくれない!

 

と寂しさを感じている人もいるかもしれません。

 

いやいやそんなこと言われても困る!

 

あの時はあの時で、今はまた状況が違う!

 

というクラブの方もいるでしょう。

 

では「あの時に」しっかりその対価を提供できていましたか??

 

支援してもらう、またはスポンサーになってもらうというのは、簡単なことではありません。

 

金持ちがお金を余ってるからくれるわけではありません。

このご時世、企業もスポンサーになるなら、それなりのスポンサーメリットを求めてくるでしょう。

 

これからそう言った支援を頂くクラブの方々は、今後成長した時にこの人たちをどう扱うかというのを考えておかなければなりません!逆に制度として決まった株主などにならない場合は支援すらお断りするというのも一つです。

 

 

 

この様に、長くクラブを続けていく上で、今のこの方からの支援はどれくらいの価値があるのか?10年後、クラブの価値が変わった時に、この支援の価値はどれくらい上がるのか?それをしっかり評価してあげないとマイナスのパワーによって首を絞める結果になるかもしれません。

 

 

ちょっとした声かけや挨拶でそのマイナスのパワーがなくなることだってあると思います。

 

 

あなたのクラブがあなたの力で成長してきているように、あなたが受けてきた支援の価値も上がってきています。

 

それを忘れないように、大切なものを失わないように、あなたは気をつけてくださいね。

 

 

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データ出典ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

サラリーマンの平均データ:http://nenji-toukei.com/n/kiji/10023/サラリーマン月給