百人一首にこんな詩があります。
「瀬を早み 岩にせかるる滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」
これは崇徳院(すとくいん)の詠んだ恋歌です。
「~を~み」で、「~が~なので」という意味です。
だから「川の浅瀬の流れが早いので」「岩にせきとめられた急流が、一度は二手に分かれても」「また下流で一つにまとまる」だからそれと同じように私たち二人も、たとえ今は人に恋路を邪魔されても、いつかきっと結ばれましょうね、という詩です。
この詩はあくまでも恋愛を表現したものですが、読み方によっては人と人との関係全般についてあるべき心がけを諭したものともいえそうです。
毎日沢山の出会いがあります、その日限りのご縁もあれば、しばらく顔をあわせることもあります。
その統べてのご縁が永続的にあるわけではありませんが、だからといってその関係がその場かぎりで終わりと思うのは早計というもの。
思いもよらないところでまたばったり再会することがいくらでもあります。
一期一会の思いで接したつもりが、いつかまたひょっこりお会いすることもある。
ですからこの恋歌のごとく「末にあはむとぞ思ふ」の精神でひとつひとつの出会いを大切にしていかな
ければならないと思いました![]()
マネージャー