こんにちは。
±0主宰田原寛也です!!
とある一冊の小説を読んだ。
最近ではとても物語の中に引きずり込まれ、その中に没頭して物語の中に一緒に生きてる感覚になる小説に出会う回数が多い。
思えば
又吉直樹
『火花』から始まり
そして
つかこうへいの
『ロマンス』
『小説版熱海殺人事件』
と続き
今朝
遠藤周作
『わたしが・棄てた・女』
を読了。
遠藤周作といったら記憶に新しい
スコセッシが監督として手がけた『沈黙』が記憶に新しいだろう。
本屋で見かけた時最初は沈黙に手を伸ばした。
が映画を見たし映画とは別の遠藤文学(というとカッコつけすぎているのだが)に踏み飲んでみようと何回か本屋を行ったり来たりしながら考えていた。
映画『沈黙』がとても終わった後ゾクゾクさせられたのでその世界も壊したくないなあとあの時は思っていた。
そして横を見ると
今朝読了し終えた『わたしが・棄てた・女』に出会う。
とてもミーハーなことを言うとこの「100万人が涙した究極の愛」と言う言葉に惹かれた訳だが、、、
シーン毎のオチ、話の終わり方がとても儚くて、どんどんページを進めたくなります。
そして何より言葉の美しさ、たるや。
言葉のチョイスもそうだが音の響きが読んでるうちにどんどん引き込んでいく。
最近読んだ作品はどれもそうなんですけど、
言葉の響き方がとか、物語の引き込み方、クライマックスへのオチのつき方がハッキリしつつでもどこか儚く美しい作品が多かった。
これぞ生きている人間!!て感じの作品に出会う事が多い。
それが嬉しかったりする。
頭の中で言葉が立体化されて、あたかも自分が体験したことのように感じさせたりとか。
同調するからこそ、どんどん物語を進めたくなるしその場に一緒にいれる気がするのだ。
こういった類(生きている人間を描いている作品。のことを指す)小説家や劇作家(つかさんは劇作家だし、遠藤さんも劇作家だったらしい。。。)は本当に人の事を『見て・聞いて・感じていたんだなあ』と。
そして『わたしが・棄てた・女』発表が1963年。
46年の時を経ても人間の本質的な部分はあんまり変わらない気がする。
当時とめちゃくちゃ変わったんだろうなあという事をいくつかあげるとしたら、自分の考えや感情をきちんと表に出す(相手に伝える)ことへの恐怖心。他者に対しての興味。
どんどん保守的・保身的に走っている昨今。
何が正しいのかはさておいてしっかり自分の芯は持っておきたいなあ。
なんちって。笑笑
途中まで並行して読んでた岡本太郎『今日の芸術』をこれから再読し始めます。
『わたしが〜』の作品がすごすぎたので読み終わってから『今日の芸術』にうつろうと思っていたためしばらくお休みしていました。
こっちも目から鱗な言葉が一杯でまた語り始めてしまうのでまた今度。
芸術とは、という問いにとても考えさせられます。とある言葉が頭の中で染み付いています。
昨日の稽古の様子はまた次の記事で!!
ヒーヒー言いながら楽しく作ってます。
今日は講師です!その前に、ちょっとそこまで。笑 どこだよ!!笑
皆様も素敵な良い1日にしてくださいね!
長々とご拝読ありがとうございました。
《次回出演情報》
Favorite Banana Indians第11回本公演「エーテルコード」
原案 遥川ひまり
作・演出 息吹肇
2018年1月11日〜14日
劇場MOMO
○CAST
松原夏海(ワンダー・プロダクション)
中澤隆範(劇団ヨロタミ)
西園みすず(サンミュージック)
椎名恭子(アミティープロモーション)
中西みなみ
田原寛也(±0)
横井結衣
谷奈実子(アッシュプロダクション)
後藤瑠美
竹之内勇輝
宗像将史(アイリンク株式会社)
春摘らむ
天月ミク(アミュレート)
松坂南(株式会社ジェミーロード)
齋木亨子(夢工房)
○タイムテーブル
11日(木)19:00
12日(金)14:00/19:00
13日(土)14:00/19:00
14日(日)13:00
※開場は開演の30分前
○チケット料金
前売 S席(最前列)5500円 ※特典付き
一般(事前精算・入場整理番号付き)3800円
一般(当日精算)3800円
当日 一般 4300円 ※S席は前売のみ
学割(高校生以下) 前売 2800円/当日 3300円
○チケット予約開始
S席・一般整理番号付きチケット(事前精算) 12/6 (水)20:00〜
一般(当日精算) 12/10(日)10:00〜
○特設サイト
http://teraman.sakura.ne.jp/ec/
Favorite Banana Indians第11回本公演「エーテルコード」
原案 遥川ひまり
作・演出 息吹肇
2018年1月11日〜14日
劇場MOMO
○CAST
松原夏海(ワンダー・プロダクション)
中澤隆範(劇団ヨロタミ)
西園みすず(サンミュージック)
椎名恭子(アミティープロモーション)
中西みなみ
田原寛也(±0)
横井結衣
谷奈実子(アッシュプロダクション)
後藤瑠美
竹之内勇輝
宗像将史(アイリンク株式会社)
春摘らむ
天月ミク(アミュレート)
松坂南(株式会社ジェミーロード)
齋木亨子(夢工房)
○タイムテーブル
11日(木)19:00
12日(金)14:00/19:00
13日(土)14:00/19:00
14日(日)13:00
※開場は開演の30分前
○チケット料金
前売 S席(最前列)5500円 ※特典付き
一般(事前精算・入場整理番号付き)3800円
一般(当日精算)3800円
当日 一般 4300円 ※S席は前売のみ
学割(高校生以下) 前売 2800円/当日 3300円
○チケット予約開始
S席・一般整理番号付きチケット(事前精算) 12/6 (水)20:00〜
一般(当日精算) 12/10(日)10:00〜
○特設サイト
http://teraman.sakura.ne.jp/ec/
ではまた!!
……語ってしまった。笑
《田原寛也》
俳優・演出家・劇作家・アクティングコーチ・ワークショップデザイナー
高校二年時から芸能活動を始める。
CM、再現VTR、映画、舞台出演などを果たし
某大学演劇科入学。学生劇団空中庭園を旗揚げ。野田秀樹作『赤鬼』を某大学小劇場にて演出。2014年大学中退
CM、再現VTR、映画、舞台出演などを果たし
某大学演劇科入学。学生劇団空中庭園を旗揚げ。野田秀樹作『赤鬼』を某大学小劇場にて演出。2014年大学中退
以降在学中から関わっていた子ども劇団ポラリスにてワークショップや演出を15年〜担当しており、福祉施設などを回り劇を披露するアウトリーチ活動等も企画、実施
他にも2016年3月16~28日までの間全10回、国立新美術館アンデパンダン展内にて『心と身体 魂の叫び』と題してダンサーと共に、インスタレーションを実施
同年10月短編演劇祭in浅草花やしきにて新作『カタルシス』(脚本・演出・出演)を上演
田原寛也
@1dafullhiroya
劇団情報
@PluPlumimi0
劇団宛メールアドレス
お仕事の依頼等は下記にご連絡ください。
(プラスマイナスゼロマネジメント部)