昔担当していたお店のアルバイトで自動車保険などを契約してもらっている人がいて、数年前に本部に入社して現在直営店に勤務しています。
新入社員は昔からOJTの一環で必ず店に入ることになっているんです。
特に新卒採用の人は2年から3年くらいはやります。
その後ほとんどはオペレーションフィールドカウンセラー(OFC)となってオーナー店のカウンセリング業務を行います。
彼は現在足立区内の店舗にいて、たまたまそのお店の近くに用事があったので立ち寄ってみました。
まあいろいろと話はしたのですが、一番興味があったのは現在の全店舗ベースの平均日販です。
平均日販とは読んで字の如く、1店当たりの1日の平均売上高のことです。
店舗数が増えればチェーン全体の売上高は上がりますが、平均日販は既存店売上高を中心構成されます。
私が辞めてから8年。
思いっきりデフレで弁当の単価は10%以上も下がりました。
PB商品がかなり増えましたが、どれもNB商品より割安になっていますので、単価アップには寄与しません。
ですから当然日販ベースは下がっているものと思いましたが聞いてびっくり、ちょっと上がっていました(^^;
昨年はタバコの値上げで駆け込み需要があったにせよ、短期的なもので平均日販を大きく押し上げるほどの効果はないとみています。
その中で既存店がこれだけ頑張っているというのは驚きました。
明らかにタバコ以外は商品単価が下がっていて、買い上げ点数が上がったとしても客単価は下がっているはずです。
だとすれば間違いなく客数を増やしているという事になります。
コンビニにおける客数の考え方はいくつかあります。
商圏内の絶対数と、来店頻度向上による延べ客数です。
恐らく後者を中心に結果が出ているものと思われます。
商品政策や売場政策で少量の買い物を高頻度でという流れができているのでしょう。
フライヤー導入によるカウンターFFの寄与もあると思います。
確かに8年前に比べれば高齢者の利用は相当増加しているはずですし、それに伴って品揃えも変わっています。
もちろん個店の立地・客層に合わせてきめ細かな品揃えしているという事が大前提です。
私がやっていた頃もかなり早い商品回転率でしたが、今はきっと比べ物にならないくらいなのだろうと思います。
単品管理恐るべし。。。
