デフレとかインフレとかって昔社会科とかで習いましたが、定義を知っているようではっきりしないところがあるような気がします。
インフレは貨幣の価値が下がる為に物価が上がる状態のことで、デフレはその逆で貨幣の価値が上がり、物価が下がることを言います。
なんですが、皆さん自分が持っているお金の価値が上がったと思いますか?
物価が下がっているのは実感しますよね?
でも収入も下がってますから家計は苦しい。
なんでこんなことになってるんでしょう?
まず、『デフレを貨幣の価値が上がる』という側面と『物価が下がる』という側面を別々に考えてみましょう。
まず『貨幣の価値が上がる』というのはどういうことか?
わかりやすい話は『円高』ということです。
円高というのは海外の別の通過と比較して相対価格が高いということで、2000年代前半は1ドル120円だったものが今は79円です。2/3ですよ?
で、日本の経済成長はといえば20年間GDP(国全体の売上高のようなもの)は横ばい。
普通に考えると意味がわかりません。
なんでこんなことが起こるの?
かつて成長していた頃は経済成長していくに連れ、日本は外貨を獲得し、それを円に替えますから円の流通量は増えます。要するに日銀がたくさんお札を刷るということです。
数が増えれば価値が下がるというのは市場原理の基本です。
そうやって1ドル360円の時代から円の価値は上がってきたのです。
今の円高は経済成長がないのに円の価値だけが上がっています。
これが『なぜ?』ということですよ。
さっき『数が増えれば価値が下がるというのは市場原理の基本です』といいましたよね?
これを意図的にコントロールすれば貨幣価値はある程度操作できるのです。
これが今でいう『量的緩和』です。(学校で習った頃は中央銀行の売りオペ、買いオペといっていたヤツです)
簡単に言うと中央銀行がお札をたくさん刷って、その金で市中銀行が持っている国債などの債権を買い取って現金を送り込み、同時に日銀に銀行が預金する際の金利を下げます。
本来はそうすることで、現金で保有していても銀行は収入になりませんから一般企業に融資が起こり、経済が活発になって景気がよくなるはずなのです。
今はどうなっているかというと、アメリカはガンガンドル札を刷りまくり、2006年に比べ今は3倍の量のドル札が存在しています。
これが量的緩和です。
ユーロも同じですし、中国も固定相場にしていながら巧みに通過供給量を増やしています。
中国はそれをやりすぎて国内でインフレが起きていますが、貨幣価値が下がることで輸出競争力を維持しています。
日本はどうかと言いますと、2006年以降、通過供給量は増えておらず、むしろ微減しています。
2/14に日銀も10兆円の量的緩和を発表しましたが、これは国債を買い取るための基金の額を10兆円増やしただけで、実際には銀行の国債を買い上げて銀行に現金を送り込むことをしていない為に、ちょっとの間だけ円安に振れましたが今は79円に戻ってしまいました。
円は増えていないのです。
では『物価安』の理由は何でしょう?
言うまでもなく、商品やサービスが必要以上に溢れているからです。
買ってもらえないから値段を下げる。売れないから給料が下がる。給料が下がるから余計買えなくなる。というデフレスパイラルです。
こう見ていくと、今この状態を改善するための方法って円を安くするしかないという結論になりませんか?
その方法って…
そうです円をたくさん刷るしかないんです。
それを日銀が頑としてやらないだけなのです。
『日本の財政赤字の不安から消費が冷え込んでいる』だの『欧州危機で…』だの。
なんで日本ばっかり割りを食うのかということです。
円が高くなるのは量の問題と、やっぱり安全性です。
日本の国債はその大半を国民の預貯金で引き受けているわけでまだまだ買い手はいるのです。
だから金利もやすい。
まあ金利の決まり方もいろいろで、景気が良くてもインフレ率の折り込みで高くなるし、不安要素が多くてリスク分の金利高というのもありますのでね。
日本の金利はものすごく低くてもデフレだから実質金利は高いという部分もあって円に資金が流れるという要素もあるのです。
だから騙されちゃいけない。
ギリシャの危機は不景気と増税が重なって今の状態なんですからね。
インフレは貨幣の価値が下がる為に物価が上がる状態のことで、デフレはその逆で貨幣の価値が上がり、物価が下がることを言います。
なんですが、皆さん自分が持っているお金の価値が上がったと思いますか?
物価が下がっているのは実感しますよね?
でも収入も下がってますから家計は苦しい。
なんでこんなことになってるんでしょう?
まず、『デフレを貨幣の価値が上がる』という側面と『物価が下がる』という側面を別々に考えてみましょう。
まず『貨幣の価値が上がる』というのはどういうことか?
わかりやすい話は『円高』ということです。
円高というのは海外の別の通過と比較して相対価格が高いということで、2000年代前半は1ドル120円だったものが今は79円です。2/3ですよ?
で、日本の経済成長はといえば20年間GDP(国全体の売上高のようなもの)は横ばい。
普通に考えると意味がわかりません。
なんでこんなことが起こるの?
かつて成長していた頃は経済成長していくに連れ、日本は外貨を獲得し、それを円に替えますから円の流通量は増えます。要するに日銀がたくさんお札を刷るということです。
数が増えれば価値が下がるというのは市場原理の基本です。
そうやって1ドル360円の時代から円の価値は上がってきたのです。
今の円高は経済成長がないのに円の価値だけが上がっています。
これが『なぜ?』ということですよ。
さっき『数が増えれば価値が下がるというのは市場原理の基本です』といいましたよね?
これを意図的にコントロールすれば貨幣価値はある程度操作できるのです。
これが今でいう『量的緩和』です。(学校で習った頃は中央銀行の売りオペ、買いオペといっていたヤツです)
簡単に言うと中央銀行がお札をたくさん刷って、その金で市中銀行が持っている国債などの債権を買い取って現金を送り込み、同時に日銀に銀行が預金する際の金利を下げます。
本来はそうすることで、現金で保有していても銀行は収入になりませんから一般企業に融資が起こり、経済が活発になって景気がよくなるはずなのです。
今はどうなっているかというと、アメリカはガンガンドル札を刷りまくり、2006年に比べ今は3倍の量のドル札が存在しています。
これが量的緩和です。
ユーロも同じですし、中国も固定相場にしていながら巧みに通過供給量を増やしています。
中国はそれをやりすぎて国内でインフレが起きていますが、貨幣価値が下がることで輸出競争力を維持しています。
日本はどうかと言いますと、2006年以降、通過供給量は増えておらず、むしろ微減しています。
2/14に日銀も10兆円の量的緩和を発表しましたが、これは国債を買い取るための基金の額を10兆円増やしただけで、実際には銀行の国債を買い上げて銀行に現金を送り込むことをしていない為に、ちょっとの間だけ円安に振れましたが今は79円に戻ってしまいました。
円は増えていないのです。
では『物価安』の理由は何でしょう?
言うまでもなく、商品やサービスが必要以上に溢れているからです。
買ってもらえないから値段を下げる。売れないから給料が下がる。給料が下がるから余計買えなくなる。というデフレスパイラルです。
こう見ていくと、今この状態を改善するための方法って円を安くするしかないという結論になりませんか?
その方法って…
そうです円をたくさん刷るしかないんです。
それを日銀が頑としてやらないだけなのです。
『日本の財政赤字の不安から消費が冷え込んでいる』だの『欧州危機で…』だの。
なんで日本ばっかり割りを食うのかということです。
円が高くなるのは量の問題と、やっぱり安全性です。
日本の国債はその大半を国民の預貯金で引き受けているわけでまだまだ買い手はいるのです。
だから金利もやすい。
まあ金利の決まり方もいろいろで、景気が良くてもインフレ率の折り込みで高くなるし、不安要素が多くてリスク分の金利高というのもありますのでね。
日本の金利はものすごく低くてもデフレだから実質金利は高いという部分もあって円に資金が流れるという要素もあるのです。
だから騙されちゃいけない。
ギリシャの危機は不景気と増税が重なって今の状態なんですからね。