出張から帰って読んでいる「悲しきトカラ」。ジュンク堂でこの本を発見したときは何が悲しいのか分からなかったけど、読んでいると確かに悲しくなってきた。トカラ列島の平島でのリアルな生活記録である。停電が多くて困るとか、次のフェリーが物資を運んでくるのはいつとか、魚のえさは何にしようとか、そういうことが延々とつづられている。


表紙の奇妙なイラストは、悪石島の巨大な仮面神「ボゼ」。3年前の夏にトカラ列島の最南端の島(その名も宝島)に行ったことがあり、そのとき観光関係の資料で見つけてからというものずっと気になっている神様だ。

お盆かなんかの催事で登場するらしいので、いつか見に行きたい。南の島にはいまだに奇妙な慣習が残っていて、一般にはまだ知られていないようなものも多いようだ。


海の風景は涼しげに見えるが、実際は日差しをさえぎるものもなく、とてつもなく暑い。


宝島の宿。居間の壁に色紙が貼られており、こんな秘境の島を訪れたのは誰だと思ったら椎名誠さんとか鈴木光司さん(「リング」を書いた)だった。


部屋に出現したカマドウマ。宝島にはハブもいた。