昨夜、仕事帰りにコンビニに寄ると、東スポの派手な一面が目に飛び込んできた。
ゲゲゲの鬼太郎 たたり
「水木しげる氏が像破壊窃盗犯」に警告
一体なんだなんだ、と思わず120円払って東スポを買ってしまったオレ。
なんでも最近、水木氏の故郷である鳥取県境港市や、事務所を構える東京都調布市に設置した妖怪の像が破壊されたり、何者かに盗まれる事件が相次いでいるのだという。
記事中には「妖怪は不思議な霊力があるから、(犯人は)奇妙な復讐を受けるかもしれん」という水木氏のコメントも掲載されていた。本当にバチあたりな人間もいるものだ。
境港は無縁の土地ではない。
ここからは思い出話になるが、鳥取には二度仕事で伺ったことがあり、そのときは主に米子(よなご)の安ホテルに滞在した。
米子から境港までは列車で約40分。運がよければ、鬼太郎やねずみ男のイラストを描いた「妖怪列車」に乗ることができた(確率は50%ぐらい)。境港に通った数日間、わくわくしながら駅で列車を待っていた記憶がある。
境港は水木氏が幼年期を過ごした小さな港町で、妖怪をテーマにした地域おこしに成功。13年前に観光の目玉といえる「水木しげるロード」がオープンして以来、順調に客足を伸ばしてきた。当初は年間28万人ほどだった観光客の数は、いまでは100万人の大台に届こうとしている。
駅前から水木しげる記念館にいたる約800mの商店街には、100体以上の妖怪ブロンズ像が点々と並ぶ。当時の関係者に聞いた話だが、最初は知名度が低かった境港が一躍脚光を浴びたのは、奇しくもこのブロンズ像の盗難事件がきっかけだったという。
かつて、一反木綿ともう一体(妖怪の名前を忘れた)の像が何者かに盗まれ、新聞やテレビなどが事件を一斉に全国に報道したのだ。「それ以降のことです、境港を訪れる旅行者が急増したのは」(関係者)。
まさに「災い転じて福となす」の典型例といえる境港の成功例だが、昨日の東スポをみてそのことを思い出した。
今回の盗難事件ももちろん許されることではないが、境港や妖怪の人気が高まり、更に多くの旅行者が訪れるきっかけになれば。
境港のタフネスに期待したい。
いつみても面白い東スポ。
鬼太郎列車。ほかに、ねずみ男列車もある。
境港駅。旅行者を早速、妖怪ブロンズ像が出迎える。
通りに並ぶ妖怪像は人気の的。記念写真を撮る旅行者も。
町の公園の外灯は、目玉おやじだ。




