- 日中は汗ばむ天気になりました。

先日、NHKのテレビに女優の松下 奈緒さんが出演していました。 母校の小学校を訪問して、みんなの前で、ピアノを演奏していました。![]()
女優で美しいだけでなく、プロのピアニストでもある、というカッコよさにしびれますね。![]()
天は二物を与えず、といいますが、スティーブ・ジョブスの「人間は、あれもこれもといろいろな仕事はできないのだから、ひとつひとつのことに集中しよう」という意識は、徒然草の信条に通じるところがある、と嵐山光三郎さんは、述べていました。![]()
徒然草の第188段に、
「一事を 必ず成さんと思はば、
他の事の破るるをも いたむべからず。
人の嘲(あざけ)りをも 恥づべからず」 とあります。
( もし ひとつのことをも成し遂げようと思ったら、他のことがうまくいかなくても、悔しがることはない。 他人が嘲っても 恥ずかしくない。)という意味になります。
ひとつのことを極める重要性を説いているのは、ジョブスも「徒然草」も同じです。
ジョブスは、仏教徒で禅を修業していたので、英訳の「徒然草」を読んでいた可能性もある、とも書かれていました。
第137段の冒頭には、
「花はさかりに、月はくまなきを 見るものかは」 と、あります。
(桜の花は、真っ盛りな時だけを、月はかげりもなく輝いている時だけを見るものであろうか。)
満開の花よりも、三日後に咲きそうになっている花の気配や、花が散って、花びらが地面に散らばっている庭の余韻を楽しむ感覚は、おそらく日本人独特のものなのかもしれません。![]()
「移ろいゆくものの美しさ」 「人間の無常」・・・そうしたものを、真正面からとらえているのが、徒然草の醍醐味ともいえるのかもしれません。
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