1月31日の夕方、

父が息を引き取りました。


享年85歳でした。




その日の朝、


わたしと妹、父、母の4人で

県立の医療センターを受診した際


詳しい検査をしていただき



高齢性てんかん部分発作から


アルツハイマー型の認知症に

移行しつつあるとの診断。



それに加えて


血液と心電図の検査結果が

思わしくなく、


一旦、今服用している

お薬を止めて


2、3日様子をみましょうと

言われていた矢先のことでした。




その日の夕方、母と一緒に

自宅で夕飯を食べていて



母が一瞬、

台所へおかずを取りに行った


ほんのわずかな間に



既にご飯を食べ終えた父が


椅子に座ったまま

意識を失ってしまったと


母からの連絡を受け

無我夢中で救急車を呼びました。



実家まで車で10分少々の道が


これほどまで遠く感じたことは

ありませんでした。




実家に到着した時、

父は既に救急車の中に居て



救急隊の方が

駆けつけて下さった時は


既に心肺停止状態だったそうで



救急車内や、搬送先の病院での

懸命な蘇生措置の甲斐なく


旅立っていきました。




本当に突然で

あっけないお別れでした。



緊急処置室の

ベッドに横たわる父の


まるで眠っているかのような

穏やかな顔は



病を罹患する前の


温厚で、真面目で、義理がたい

父本来の姿そのもので



わたし達家族にとって

せめてもの慰めになりました。





大好きな家で

大好きな母と一緒に

大好きなご飯を食べて


苦しむことなく旅立った父。



色んな思いが溢れてきますが


今となっては

只々、感謝しかありません。



父が居てくれたおかげで

今のわたしがあること


母や妹はじめ、

家族の絆を繋ぎ直す機会を

与えてくれたこと



心から感謝しています。

本当にありがとう!



これからも

父の生前の行いに恥じぬよう


わたしの使命を果たすべく、

精一杯行き切りたいと思います。




じいちゃん、


85年間

ほんまにお疲れさまでした!


そして

ほんまにありがとう!!