「そんな事は無い・・お前はしっかりと前をむけたじゃあないか
「俺は結果を残せただろうか?
「大切なのは結果じゃあない。まぁおおざっぱに言うと結果というのは世間ではことさら重きを置かれるが全ては過程なのだ
「俺の生きてきた道筋が意味が無いものではないと?
「極端に言うならばヒトの一生をかけて成したモノなど全て過程だよ
「そんなものは弱者の言い訳だろう?
「アバッキオ・・それがそうでもないのだよ。
現実味のない話だが現に物語はお前の勇気ある行動で終わりへと向かっている。
「俺は・・ブチャラティや仲間達が心配なんだよ。俺は・・
「・・さぁそろそろ時間だ。俺たちは黄金の風となろう。そしてその輝きで未来を照らし出すのだ
「誰の未来だ?
「勿論お前のだ。旅はまだまだ続くのだぞ?
「ヘヴィだな・・だがお前となら・・今の俺ならお前の顔が正面から見れる・・・
行ってやろうじゃあないか
「男の顔になったな。アバッキオ
「ムーディーブルースはもういらねぇ・・
俺は前を。過去はもう観ねぇ・・未来だけを観るぜ、ブチャラティ・・
「あばよ
