この情報は、iPhone Maniaさんのブログで知りました。
Appleもメンバーの一員であるNFC Forumは、近距離無線通信(NFC)の新たな機能である「マルチパーパスタップ」を発表しました。
1回のタップで複数のタスクを同時にこなすことができるというもので、汎用性は高いといわれています。
⭕️タップ1回で複数の取引が同時に可能に
現在のNFCの通常のタップでは、1つの取引しかこなすことができませんが、「マルチパーパスタップ」では1回のタップで複数の取引が同時に可能になります。
例えば、ユーザーは支払いを行い、ロイヤリティ・ポイントを記録し、領収書を瞬時に受け取るといった感じです。
これを公共交通機関の場合に置き換えると、ユーザーはタップして旅費を支払い、割引を適用し、領収書を発行することをすべて1回のタップで行えるようになったりするとのことです。
⭕️iPhoneでの導入はほぼ確実
AppleはNFC Forumのメンバーの一員であり、今回の「マルチパーパスタップ」の開発にも携わったと推測できるため、iPhoneでもそう遠くない未来に機能が導入される可能性が高そうです。
⭕️NFCのサードパーティー開放迫られるApple
iPhoneのNFCはこれまでApple Payのみに限定されてきましたが、これが欧州連合(EU)のデジタル市場法(DMA)に抵触するのを憂慮したAppleは、欧州経済領域(EEA)内でのNFCのサードパーティー開放を申し出ている、と今年4月に報じられました。
日本でも内容的にDMAに非常に近い法案が可決されたこともあり、NFCのサードパーティー開放は日本でも実現する可能性も十分あると考えられます。
写真元: Apple
またね。