この情報は、iPhone Maniaさんのブログで知りました。

 

 

iPhoneの組み立てサプライヤーとして新たに中国Luxshareが仲間入りすることを、業界最大手の台湾Foxconnは快く思っていないようです。

 

Reutersは、Foxconn創業者のテリー・ゴウ会長がLuxshareに向けて檄(げき)を飛ばしたと報じています。

 

現在、iPhoneの組み立てサプライヤーはFoxconn、Wistron、Pegatronの3社が存在します。

 

いずれも、台湾メーカーで、最大手がFoxconnです。

 

Appleの采配によって、この“御三家”に仲間入りするのが中国Luxshareです。
 
Luxshareは、2011年にLanto Electronicsを買収し、Appleのサプライヤーとしてのキャリアをスタートさせました。

 

当初は、iPhoneやMacBookのコネクターケーブル製造を手掛けていましたが、AirPodsやApple Watchの組み立て、そしてiPhoneと順調にAppleサプライヤーとしての“格”を上げてきました。

 

Luxshareが、iPhoneの組み立てに乗り出すのは、Appleの仲介によって、御三家の一つWistronから主力工場を138億台湾ドル(約500億円)で購入したことがきっかけです。
 
Appleのサプライヤー入りしてからの成長は目覚しく、2019年の収益は前年比75%増の625億元(約9,780億円)となっています。

 

しかし、Foxconnとしては面白くありません。同社の株価は近2年で約50%下がっており、Luxshareという強力なライバルが登場すれば、さらに打撃を受けるのは必至だからです。
 
Reutersによると、Foxconnはテリー・ゴウ会長の号令でLuxshare対策チームを結成、企業計画や雇用戦略、中国政府からの補助を受けているかどうかを徹底的に洗い出す方針を固めたようです。
 
事情を詳しく知る関係者は、「Luxshareの台頭は必然だ。問題は台頭のスピードがどのくらい速いかだ」と指摘、「中国にとってお抱えのサプライチェーンを作るのは理に適っている。

 

Luxshareは、国策に合致している」と、Foxconnとの衝突が避けられないと示唆しました。

 

また、別の事情通も、Luxshareは「恐るべき敵」であり、Foxconnが「完膚なきまでに叩きのめす」つもりで対策に邁進するのは無理もないとも述べています。

 

Reutersの取材に対し、Foxconnは「事実に基づいていない」と対策チームの存在を否定、Luxshare潰しの目的でいかなる会合や契約を行ったこともないと強調しました。

 

また、Luxshareはコメントを拒否、Appleは沈黙を保っています。
 
Foxconnが、Luxshareに戦々恐々とするのも無理はありませんが、絵を描いているのが他ならぬAppleである点は見逃せません。

 

Wistronの中国工場もAppleの仲介がなければ、買収に至ることはなかったでしょう。

 

人件費の高騰や米中貿易摩擦で“脱中国”を進めるAppleですが、その一方で優秀なサプライヤー同士を競わせ、コスト減に繋げようとする狙いがあるのも確かです。
 
 
情報元:Reuters

 

 

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