この情報は、WSJの記事で知りました。
米Appleの「iPhone7」を早速試してみたそうです。
感想は、「別に」だったそうです。
専門家は、多くの改良点を称賛したが、Appleは既存ユーザーに納得のいく買い替え理由を提供していないというのが大方の一致した見解だそうです。
なぜか?
「iPhone」にしろ、パソコンやタブレットなどの端末にしろ、なぜ以前ほど急速に変化しないのか。
理由はたくさんあるそうですが、一番の問題は、最先端技術を進化させることが、かつてないほど技術的に難しく、費用と時間がかかるようになっていることだそうです。
われわれの端末は、最も根本的なレベルで非常に複雑化しているため、これ以上進化させるには物理の限界に逆らうしかなくなっているからだそうです。
だが、絶望する必要はないそうです。
これら端末内部の技術は、新しい種類の端末や新たな体験への可能性を開く形で進化していると言っていいと思います。
大半のパソコンの頭脳となっている半導体を製造する米インテルは、Appleと似たような状況にあるそうです。
両社とも従来、中核製品の改良を2年おきに行っていたが、今はそのペースを落としているそうです。
インテルは、現在は、より多くのトランジスタをチップに搭載できる新技術を3年ごとに提供していくと述べているそうです。
最新のプロセッサー「Kaby Lake(カビーレイク)」については、従来技術の「最適化版」と称しているそうです。
つまり、パソコンや関連端末の改良が小規模化しており、それら製品の販売減速の一因になっているからだそうです。
「iPhone」も、シリーズ初の大型画面モデル「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」の発売から2年後にあたる今年、デザインの一新が見込まれていたと思います。
しかし、Appleが代わりに提供したのは、バッテリー駆動時間の向上、プロセッサーの高速化、防水機能、カメラ性能の向上(iPhone 7 Plusへの背面カメラ2台の搭載)だったのです。
同僚のジェフリー・ファウラー記者の言葉を借りれば「実用的だが驚きはない」。
しかし、よく見てみると、両社の技術はかつてないほど新しい機能や応用を可能にするものでもあることが分かるそうです。
例えば、インテルの最新のマイクロプロセッサーは、どのように進化しているのでしょうか。
従来のコンピューティング処理は、わずかに高速化するだけにすぎないそうですが、前世代製品の推定2倍の速度のグラフィックスプロセッサーが搭載されているそうです。
また、従来のHD(高精細度)動画の4倍の画素数を持つ4K動画にも対処できるそうです。
このこと自体は、大した意味は持たないかもしれないそうですが、バーチャルリアリティー(VR、仮想現実)がパソコンの次のキラーアプリになる可能性があることを考えれば、それが持つ意味は大きいそうです。
Appleも、新型「iPhone」の心臓部となる「A10」チップに改良されたグラフィックスプロセッサーを搭載しているそうです。
それこそ、Appleのマーケティング責任者フィル・シラー氏が、「写真用のスーパーコンピューター」と呼ぶ新型カメラを支えているものだと伝えているそうです。
Appleは、「iPhone 7」の大幅に向上したグラフィックスは、ゲーマーにとってメリットになるとうたっているそうですが、同社が取り組んでいるとうわさされる仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を「iPhone」に取り入れる下地になる可能性があるそうです。
これら機能は、まだ初期段階にすぎないそうです。
ハードウエアメーカーは、チップ性能の改良ペースの減速に、特定のタスク向けにカスタマイズしたチップを開発することで主に対応しているそうです。
これらチップは、パソコンやスマートフォンの「頭脳」を長年担ってきた汎用チップよりも特定の処理を高速化できるそうです。
ガートナーの調査部門責任者マーク・ハン氏によると、それらは人工知能(AI)や、機械で画像を認識し検査や計測を行うマシンビジョン(MV)、音声処理などに応用されているそうです。
例えば、画像処理や表示能力の向上を受け、Appleや同社の競合他社は、3次元(3D)動画やVR形式での3D再生といった3D機能に消費者を移行させようとしているそうです。
その他の特殊チップは、自動運転車向けのMVやAIの一形態であるディープラーニング(深層学習)、Appleの「Siri」やマイクロソフトの「Cortana」、アマゾン・ドット・コムの「Alexa」などの仮想アシスタント機能の実現に使用されているそうです。
ガートナーのハン氏によると、こうした特殊チップは、端末の用途に応じて異なるチップを使用する「ヘテロジニアスコンピューティング」と呼ばれるトレンドの1つだそうです。
例えば、Appleは、先週の新製品発表会で3種の新カスタマイズチップを披露しました。
それは、「iPhone 7」の心臓部となる「A10」CPUプロッセサーチップ、第2世代の腕時計型端末「Apple Watch Series2」の改良版「S1」チップ、ワイヤレスヘッドホン「AirPods」の「W1」チップです。
言い換えれば、Appleが提示したのは、用途に応じてカスタマイズしたチップを搭載した「デバイスのエコシステム」です。
これは、チップを超越した「ヘテロジニアスコンピューティング」の一形態であり、それがデバイスレベルで見て取れるそうです。
この方向性に進んでいるのは、Appleだけではないそうです。
インテルは、MVやAI、サーバー、IoT(モノのインターネット)に特化したチップ会社を相次いで買収しているそうです。
Appleとインテルは、こうした進化によって、次世代に不可欠な機能を創造する開発業者の手に技術を委ねているのです。
3Dインターフェースや屋内マッピング、コンピューターとの新たな相互通信を可能にする「AI」(人工知能)などの機能です。
忘れてならないのは、Appleやその競合による技術の「漸進的な」進化が、史上最も価値のある新興企業の一部を生み出しているということだそうです。
配車アプリのウーバー・テクノロジーズや民泊仲介サイトのエアビーアンドビーなどがそうだそうです。
一見、ささいなイノベーション(技術革新)が大きな変化につながった格好の例が、2003年にアンドロイドフォンに最初に登場し、Appleが2010年に「iPhone 4」に導入したことで最大のインパクトを与えた「前面カメラ」だそうです。
それが、写真投稿アプリ「Snapchat」の誕生につながるとは誰が予想しただろうか。
個人的には、進化したカスタマイズしたチップの半導体製造工場のプロセス技術も大きく進化していることを忘れてはいけないと思います。
また、半導体製造工場のファシリティー技術も今までにないウルトラクリーン技術を採用することで、従来技術では製造できなかったプロセスも実現されていると思います。
またね。

