この情報は、TechTargetの記事で知りました。

 

 

「Pokemon GO」は、次世代のクラウドアプリケーションの普及がいかに急激に進み得るかに加え、そうしたブームへの対応に落とし穴があることも示唆している。

 

EMCのアドバンストソフトウェア部門プロダクトマーケティングディレクターを務めるバラン・チャブラ氏は、次のように語っているそうです。

 

ユーザーが現在使っているアプリケーションの中で、位置情報を利用しているものは既にたくさんある。Pokemon GOで興味深いのは、現在位置を追跡し、そのデータを利用するこのアプリが、極めて大規模に使われていることだ。これだけの規模で使われると、位置データの取得と利用は特に困難になる。数千万人がこのゲームで遊んでいて、プレイヤー数はなお増えている」(チャブラ氏)

 

 

「Pokemon GO」開発元のNianticは、膨大なユーザーを魅了しているこのゲームのバックエンドやストレージインフラを公表していないが、同社が位置ベースアプリケーションの運用に精通しているのは明らかだと、チャブラ氏は指摘する。

 

その一方で、同社は、サーバクラッシュに悩まされ(Pokemon GOの日本での配信開始が遅れる原因としてNianticのCEOがコメントしている)、セキュリティ問題でも苦労している。

 

このことは、「Pokemon GO」が、Nianticのインフラでは追い付けないほど急速に普及していることを示している。

 

Nianticがクラウドネイティブアプリケーションについて話すときの前提は、インフラを確保すれば、万事がうまくいくというものだ。しかし、こうしたアプリケーションでも、データを管理してユーザー規模に対応し、どこにボトルネックがあるかを把握する必要があることに変わりはない」(チャブラ氏)

 

 

 Nianticは、バックエンドデータベースとして、NoSQLか、PostgreSQLを使用し、PaaS(Platform as a Service)レイヤーでGoogle Appsを使用しているという臆測が流れている。

 

だが、Nianticでは、パブリッククラウドの障害に起因するとは考えられないサーバクラッシュに見舞われているそうです。

 

彼らは現在、パブリッククラウドを利用しているようだが、パブリッククラウドで障害が発生していないときでも、かなりのシステムトラブルに見舞われている」とチャブラ氏は語る。「パブリッククラウドでも、問題を抱えることはあり得る。アプリケーションの書き方や、殺到するデータアクセスの処理の仕方によっては、問題が起こる可能性もある」(チャブラ氏)

 

 

一方、商用エンタープライズアプリケーションを開発する企業は、「Pokemon GO」の成功に学ぶことができるとチャブラ氏は語る。

 

例えば、小売店は、店内の買い物客に、特定の品物がどこにあるかを知らせるアプリを開発できる。

 

不動産業者は、「どの家が売りに出ているか」「所在地はどこか」「どのようなスペックか」をポップアップで表示するアプリを作成できる。こうしたアプリは既存のデータを取り込んで活用することになる。

 

 「このような活用自体は簡単だろう。人々はスマートフォンをかざして、画面を通して周りを見渡したりすることに気後れしなくなり、すっかり慣れたからだ。ユーザーを没入させる体験をいかに実現するかが重要になっている」(チャブラ氏)

 

 

チャブラ氏は、そうした没入型アプリケーションの開発に利用できるツールとして、多様な分析の基盤として使われるオブジェクトストレージやデータレイクといった既存のストレージ技術を挙げている。

 

しかし、そうしたアプリケーションの開発プロセスは、IT部門が慣れているものとは異なる。

 

 「位置情報を利用するモバイルアプリの開発には、従来のアプリと同じアプローチは適用できない」とチャブラ氏は指摘する。「われわれが話す顧客の多くは、こうしたモバイルアプリの開発では、今までのやり方が通用しないので、ゼロからスタートしており、マイクロサービスの使い方を学習している段階だ」(チャブラ氏)

 

 

チャブラ氏は、続けて「Pokemon GO」が企業システムのストレージにおけるスケーリングの指標となるという見方も示している。

 

ストレージは、開発者の負担を軽減するために、ネイティブ機能として何ができるか。ストレージ管理者にはこの観点が重要だ。アプリケーションの利用増に応じたスケールアップがうまくいかず、サーバクラッシュに至る例があまりに多い。

 ほとんどの企業では、Pokemon GOほど急激なスケーリングが求められることはないだろう。だがいずれにしても、没入型アプリをリリースすれば、スケーラビリティを試されることになる。Pokemon GOはどうにか及第点だが、ほとんどの企業は落第しそうだ」(チャブラ氏)

 

 

このような危険な課題は、特例であり、すべてのゲームアプリに当てはまるとは考えにくいと、個人的には思います。

 

 

またね。

 

 

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