この情報は、Apple Products Fanさんのブログで知りました。
情報元は、Cult of Macに掲載されていた記事からだそうです。
Appleが、米国カリフォルニア州クパチーノに新しく建設中の「Campus 2」はスティーブ・ジョブズ氏が関わった最後のプロジェクトの一つです。
あの特徴ある円形のスペースシップキャンパスのデザインに、スティーブ・ジョブズ氏の思い入れがあったという話題です。
スティーブ・ジョブズ氏が生前決めたことに、なかなか意義を唱えるのは当時難しかったはずですが、そのことについて、最近Appleの上級副社長であるフィル・シラー氏がインタビューに答えています。
同氏は、この円形キャンパスに一抹の不安を抱えていたことを明らかにしています。
この新しいキャンパスは、約26万平方メートルの円形ビルディングの中央に巨大な中庭があります。
当初、このぐるっと丸いビルに従業員をどのように配置したら良いのか、フィル・シラー氏はイメージできなかったと言います。
というのも、社員同士のコミュニケーションが取りづらいのではないかという心配があったからです。
もし一つのチームをある円形の一方に配置したとします。
そして、別のチームがその反対側に配置されたら、どのように連携するのだろうかということです。
すべて連携するチームをうまく近くに配置するのは相当複雑で難しく不可能です。
そうすると、社内の連携やコミュニケーションが悪くなるのではないかと危惧したわけです。
ところが、実はこの円形キャンパスにはクリエイティブな環境にこだわるジョブズの深遠なこだわりが込められているとフィル・シラー氏は言います。
円形キャンパスには外側と内側に廊下があり、そこを通ることで、いかなる部署にも行くことができるようになっています。
これは逆に言うと、移動している間に、社員同士が偶然出会って、情報交換などができることを狙っていると言います。
また中庭は、実は巨大なオープンスペースであり、従業員がコミュニケーションの場として使えるように、椅子やテーブルが配置されるそうです。
つまり、最初邪魔に思えた中庭は、実はコミュニケーションを取りやすいようにデザインされたものであったというわけです。
ここで日本だと「雨が降ったら使えないじゃん」と思いますが、シリコンパレーは雨季と乾季はありますが、雨季でもあまり雨が降りません。
ですから、その心配は、ほとんどいらないのです。
スティーブ・ジョブズ氏をよく知るディズニーのCEOであるEd Catcall氏は、「スティーブ・ジョブズ氏は、偶然出会うということの大きな力を信じていた。彼は、クリエイティブなことが一人だけの努力から生まれないということをよく知っていた」と回想しています。
スティーブ・ジョブズ氏は、社員同士のコミュニケーションが創造性につながることを理解していたということです。
つまり、スペースシップキャンパスは、社員のコミュニケーションから新しいアイデアを生み出しやすいようにスティーブ・ジョブズ氏が考え抜いたものだということなのです。
スティーブ・ジョブズ氏は、最後の最後までAppleの先行きを深く考えていたということなのです。
またね。

