アップル1



この情報は、Macお宝鑑定団BLOGさんのブログで知りました。

この情報元のブロガーさんのブログ記事のまとめが非常にわかりやすく説明してあるので、このブログでも備忘録として記事にしておきたいと思います!


Appleの「WWDC2015」がサンフランシスコで6月8日(米国時間午前10時)開催されました。

今回のWWDCは、(今年で26年目です)昨年のWWDC2014よりさらに「ソフトウエアに強くフォーカス」し、2014年からの一年に起きたことは、開発者のために行われて来た事を明解にメッセージとして送りました。

参加者の「80%」は初めて参加する人達で、去年同様、実際に開発をしているエンジニアが大半でしょう。

Appleは、本当にこの会議に参加して欲しい人達を選んでいます。

冒頭に架空のリハーサルを映像化したパロディーが流れました。
「こんな事は絶対やらない」というメッセージです。

WWDC予算をかけて「金をかけてエンターテイメントにした他社の開発会議」を皮肉っています。

特に、生贄の羊を殺そうとする(殺せと言われたから)場面や、エンジェル投資家がお金をまき散らして飛んでいく場面は秀逸です。


◉Tim Cook CEO

Tim Cook CEOは、いつもの業績発表を見事なまでに「全てうまくいっている」と全部省略します。メディアと利益だけが目的の投資家を徹底的にこけにします。

脚色された業績発表は、過去はとかく負け犬の遠吠えととられがちでしたが、世界で最も価値のある企業となったAppleがこれをやる事の意義はますます大きくなります。

◉Tim Cook CEO

業績と利益にしか興味無い人は財務報告を見ればいいのです。

Appleは、身銭を切ってない機関投資家やメディアは、もはや開発者会議でのメッセージを送る相手として、みなしていないとはっきり感じられます。

◉Craig Federighi氏

すぐに、ソフトウエアエンジニアリング担当シニアヴァイスプレジデントCraig Federighi氏に替わり、OS XとiOSのアップデート報告が行なわれ、OS Xの時期OSのコードネームを発表します。

地名から取られていますが、皮肉とAppleの哲学の一部が込められています。

マーケティングチームは、カリフォルニアスタイルでリラックして和気あいあいと相談します。
しかし、コンサルタントに相談したところ「答えは自分自身の中にある」と言われます。

これは、Steve Jobs氏がAppleIIの成功後、自分自身と会社をどう導いて行ったら良いか悩んだ時に禅僧に言われた言葉です。(だから岩の上に僧が座っているんですね)

◉OS X El Capitan

これにしたがって、「答えはYosemiteの中にある」ってことで、ヨセミテ国立公園の名所である「世界最大の花崗岩一枚岩」である「OS X El Capitan」に決ります。

エンジニアリングチームは、現行の「OS X Yosemite」を「OS X El Capitan」という名にふさわしい、揺るぎない信頼性を伴った頑強なOSにすべく、GPU利用の大幅強化・パフォーマンス向上・ユーザーエクスペリエンス・検索エンジンの飛躍的強化を行なった事を発表します。

他社のOSやアプリケーションで既に実施されているものも多く含まれていますが、Appleは遠慮なくユーザーにとって有用なアイディアを躊躇無く採用(盗用 ― 新しいNotesにEvernoteは怒っているでしょうねえ)します。

常に、少数精鋭で実行されるので、全体に流れるコンセプトは見事なまでに統一され、ユーザーはOSとアプリケーションを使うにあたって、迷う事なく前に進んで行く事が出来ます。

◉iOS 9

iOS 9は、過去の製品を幅広くサポートした上で、新しい機能をふんだんに追加し、パワーを必要とする機能は機種を選んで実行されます。

Siriをさらに積極的に使い、ネットとのやり取りもさらに緊密になります。
しかし、高速なネットに接続する環境がどこでも提供されるようになったので、オフラインでの制限はもはや気にならないでしょう。

なにせ太平洋を渡るフライトの間ずっとネットを使えるようになったのですから。

◉Wallet

ApplePayは、カバーするカードと小売店が急激に拡大し、チケットを保持するのが目的だった「Passbook」は「Wallet」と名前を変え財布に変身しました。
「英国」でのサポートも始まります。

既に、交通系ICカードが広く普及している日本に近づいて行く事でしょう。
「ApplePay」で31のアイスクリームを買って食べる事が出来ます。

しかし、事あるごとにAppleは強調します。
ユーザーのプライバシーデータをAppleは見ないし使わない」です。

膨大なユーザーのデータとトランザクション記録をもらって、無料のサービスをする事はないのです。
この原則に同意した小売業者しか参加できないわけです。

ApplePayをサポートしたiOSデバイスを持つユーザーに対する購買行動の垣根が一気に低くなるはずですので「サービスに自信のある業者」はこれからも参入してくるでしょう。

◉News

「News」という新しい情報閲覧アプリケーションは、良質なコンテンツを提供する出版社をサポートします。

ただ乗りnewsサイトで信頼できない編集者が付けた、いい加減なタイトルだけを眺めて満足しているユーザーに一石を投じます。

◉News

「Apple News Format」という新しい記事構成フォーマットを提供し「News Publisher」登録を通じて、出版社とAppleの間で強固な関係を結んだ上で、ユーザーがプライベートに保存しているデータや操作傾向、キーワード履歴から個人的な情報を非常にスマートに分類する事が出来ます。

このアプローチで忘れてはいけないコンセプトがあります。
何が大事かはあなた自身が決める」ってことです。

◉QuickType

「iOS 9」では、もう一つ画期的なソフトウエアによるUIの提案があります。
それはソフトウエアキーボード「QuickType」をトラックパッドとして使えるようになるという事です。

タブレットメーカー、分離型PCを提供している企業はまた「やられた」と言うことでしょう。

◉Swift 2

開発環境ではSwiftが、「Swift 2」になり、なんと「オープンソース」として公開されます。

重要な機能の大半が封じ込められている「Cocoa」が公開されないのであれば、言語である「Swift」の公開はAppleにとって大きなメリットとなるでしょう。

App Storeによるアプリケーションの全世界への普及は、確固たるエコシステムを創り上げ、安定した成長をAppleと開発者にもたらしてくれます。
しかし「それが目的でしょうか?」とAppleは問いただします。

「世界に住む人々をより幸せにし、世界をより良い方向に向わせる事が目的」なのです。

皮肉な事に、自分たちのエコシステムの産み出す利益を第1目的としなかったがゆえに、Appleは世界で最も価値のある企業に成長しました。

◉Kevin Lynch氏

そしてたくさんの子供たちが、「iPhone」や「iPad」を使う事によって、いままで知ることができなかった世界に触れることができるようになったのです。

Appleは、「同じ事をApple Watchでもやろう!」と呼びかけます。


◉Tim Cook CEO

Apple Watchのソフトウエア構造が一段飛躍する事が発表されました。

Appleは、「OS X」「iOS、そして「watchOS」、というプラットフォーム3本立てになると発表しました。

「Apple Watch」は、製品発表時のコンセプト通り、「Mac」、「iOS」デバイスと同列に並ぶ柱である事を開発者に知らせました。

「Apple Watch」のOSは、「iOS」の一部として動作する環境から「watchOS 2」では独立して動作する物になりました。

◉Kevin Lynch氏

「WatchKit」で作られた現状のアプリケーションも、「Apple Watch」で動く部分は「WatchKit」の「iOS」側の「Extension」として実装されており、動作の主導権と入出力は間接的でしたが、「watchOS」では「Extension」がそのまま「Apple Watch」にダウンロードされ、「Apple Watch」側から「能動的にiOSデバイス」と通信して協調します。

いままでの「Apple Watch」側の枠組みも大幅に拡張され、「WatchKit」で画面の構成を動的に変更させる、「デジタルクラウン」によって「独立して画面を変更」する、独立したアプリケーションが「Apple Watch」のセンサーを直接読んで、結果を「iOS」に送るといったことができます。

「Apple Watch」の高い視認性を武器に、非常に多彩な機能を実現できます。
「センサー情報」を直接読めるようになりますので、「心拍センサー」や「活動センサー」の情報を「リアルタイム」で解析・表示する事ができるというわけです。

「Map」や「Siri」、「ApplePay」等、「OS X/iOS」で培われた技術は可能な限り「watchOS 2」に引き継がれ、Appleの技術が腕に密着した状態で実現されるわけです。

「Apple Watch」本体は、これから中身を入れ替える事によって進化していきます。
すばらしい外観デザインによって見たとたんに気に入って時計として、アクセサリーとして身に付ける人もいるでしょう。

Appleが出した製品を猜疑心を持って子細に調査する目的で購入する人もいるでしょう。
誰かにプレゼントされる人もいるでしょう。

そうやって手に入れた「Apple Watch」が、「Apple Watch」の方からユーザーに働きかけているように見せてしまう未来を狙っているように思えます。

「くっついている」って素敵です。
愛着のあるものって、命のない物であるにも関わらず、不思議な愛情を持つことができます。

欧米のキリスト教圏、イスラム教圏では、受け入れるのに少し抵抗のある「所有物への愛着」を密かに普及させようとしているように思えます。

つまり、人間が作った物を擬人化して愛着を持つ事をよしとしない文化が多いわけですが、ほとんど抵抗のない日本の文化ではスムーズに受け入れられるでしょう。

「材料」にもとても気を使っています。
材料表面から分子レベルでは金属が外に飛び出していきます。

自分の汗と混じるとそれによって「アレルギー」を起こす場合もあります。
「Apple Watch」のステンレスバージョンは、きわめて「腐食に強くアレルギーを起こす確率が少ない材料」を選んでいます。

ただし、自分の汗にも反応しますので、過敏な肌の方は時々はずして汗を拭くのがよいでしょう。

「Apple Watch」は、忙しい現代の極端に混み合った大都市での生活をより効率良く進ませるための道具ではありません。
むしろ、忙しい仕事の合間に時々立って気分転換したり、時間をとって運動して脳を再活性する時に役に立つように設計されています。

もちろん、道に迷った時に案内してくれたり、急な連絡に応じたりもできます。
お店での支払いもあっと言う間に済むでしょう。

しかし、「気に入った物といつも一緒にくっついている」感覚を大事にして仲良くApple製品と供に暮らしていくという素敵な環境をさらに維持していく事ができます。


◉Apple Music

「WWDC2015」において、噂通り(というかUSの大手レーベルがすでに漏らしてた)Appleの新しい音楽に対する取り組みが発表になりました。

「iTunes Match」で蓄積した膨大なサーバー側の楽曲メタデータとユーザーの好みの分析によって「”その時”に合った音楽を選ぶ」機能を含めたサービス。
それを「ストリーミング」で提供する。

信頼できる最高のDJが選ぶ音楽をいつでも聴ける「ラジオサービス」。
これもストリーミング。

そして、音楽家と直接つながる事のできるサービス。
アーティストの活動の裏側を見せてくれます。

これの何が革命的なのか、今あるものと過去のビジネスモデルを組み合わせて、「ワンストップサービス」にしただけでしょう。

これじゃあ誰も儲からないんじゃないの? 
他のストリーミングサービスとどう対抗するんだ? 
とジャーナリストと音楽出版業界の人達は言うでしょう。

特に、日本ではレーベルとの交渉は世界一難しいのでAppleの事業展開が難しい事はわかっています。

Appleは、もう一度本当に音楽を愛している人達と共に快適な環境をアーティストとリスナー供に「維持」していこうとしている。

アーティストもリスナーも楽曲提供形態を選ぶ事ができる。

従来通りのダウンロード販売、ストリーミングによる定額販売、そしてアーティストとのコミュニケーションの提供、一流DJによる紹介。
それらのチャンネルから、リスナーは音楽との接点を自ら選び、曲を保有する、いつでも聴けるようにする、ライブを観に行くアーティストを選ぶ、ファンとして強くつながる、これらの選択肢を選ぶことができます。

レーベルや音楽事務所によるプロモーションの効果も大事なのは変りありませんが、「よりタイトなアーティストとリスナーの直接のつながりを重視している」ように見えます。

生のライブを観に行って、演奏が終った後アーティストと話しをしている感じが再現される気になるシステムになることでしょう。

Appleの「ストリーミングサービス」を含めて新しいサービスに協力・参入したUSの大手レーベルの代表のインタビューを読むと、彼らがAppleを脅威とみなしている点は、その資金力です。

「利益を上げなくてよいサービス」が最も脅威なわけです。
Appleは、再生するデバイスからの利益で音楽サービスをまかなえるのです。

ユーザーのデータや音楽家の版権を売ったり買ったりする必要がない。
考えても見てください、Beats全体(ストリーミングのBeats MusicとヘッドフォンのBeats Electoronics)を「30億ドルで買収」したのです。

他の会社だったら、この買収を回収する具体的な計画を出さないと株主から猛烈に突き上げられます。

ただ「音楽が好き」って言うだけでいいじゃないのと、メッセージを送ります。

よい音楽は、演奏や録音に気に入ってくれたリスナー・オーディエンスが投資してくれる事によって生まれます。

でも、誰も投資だなんて思わない。
その時得た喜びに支払っているだけです。
おいしい食べ物と同じです。作るのにどれだけ苦労しているかなんて知った事ではない。
食べておいしくなければだめなわけです。

音楽はわれわれに言葉にならない感情も相手に伝わる事を実感させてくれます。
そこに原点回帰したのです。


以上です!


今年の秋のアップデートが非常に楽しみですね!!!


またね。

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