アップル1




この情報は、小龍茶館さんのブログで知りました。


Appleの共同創業者で、前CEOの故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏と、その後を継いだCEOのティム・クック(Tim Cook)氏のそれぞれのビジネスビジョンの拡げ方は、個性的であり独特ですね。

この2人の対照的な人物が、相次いでAppleを率いて、同社は世界最高の利益をたたき出すIT企業にまで成長しさせたといえますね。

25日の中国のニュースサイトCnBetaに、そんなティム・クック氏の、スティーブ・ジョブズ氏とのビジネスビジョンの考え方(ポリシー)の違う手法について、面白い記事が書かれていたそうなので、リンク先のブロガーさんが翻訳(一部意訳)して記事を備忘録としてこのブログでも紹介したいと思います。


2011年8月24日に、スティーブ・ジョブズ氏が、AppleのCEOを退いたとき、Appleの未来は不確定要素に満ちあふれていたと誰もが思っていたと思います。

数週間前、Appleは世界で市場価値が最も高い会社になったことは言うまでもありませんね。

その原因には、もちろん「iPod」、「iPhone」や「iPad」等のそれぞれの製品の成功があると思えますが、これらはスティーブ・ジョブズ氏という天才に依存していたところが大きかったと言えますね。

消費者であろうと、アナリストであろうと、物腰が柔らかいティム・クック氏がCEOを継いだとき、Appleに新たな輝きをもたらすことができるかについては、多くのユーザーやメディアの方々が半信半疑だったことは否めませんね。


しかし、あれから3年後の現在、ティム・クックCEOに対するその疑念は、次第に少なくなっていると言えますね。

先日、四半期財務会計レポートや次世代iPhone「iPhone6」への期待の影響から、Appleの株価は最高値を更新しましたね。

これは、投資家がティム・クックCEOが率いるAppleについての好感度を表していることを如実に示しているといえます。

ティム・クックCEOは、スティーブ・ジョブズ氏の時代とは違って、以下の4点の相違点と改革を行い、Appleを更なる高み(新しいアップル)へと導いてきたと言えますね。



1. 中国重視戦略をとった。

スティーブ・ジョブズ氏は、AppleのCEO任期中には中国に行ったことはなかった。

なぜなら、それは当時のCOOのティム・クック氏の仕事だったからだ。

そして、ティム・クック氏がCEOになってからは、ティム・クックCEOは更に頻繁に中国を訪問するようになり、政府の役人と会ったり、Appleの中国の工場などを視察したりしている。

最も重要な決定は、昨年Appleが世界最大のキャリア中国移動(China Mobile)と組んで「iPhone」を売り出したことだ。

ティム・クックCEOは、中国の市場を非常に重視しており、それによって非常に大きな見返りを得ることに成功した。

中国は、Appleの成長が最も速い市場となり、最近一四半期だけで59億ドル(約5,900億円)の収益をAppleにもたらしている。

ティム・クックCEOは、中国がいずれAppleにとって最大の市場の1つとなるであろうと考えているのは間違いない。



2. 株の買い戻しをした。

投資家は、Appleが保有している1,600億米ドル(約16兆円)の現金の貯蓄をもっと有効に使って欲しいと考えていた。

スティーブ・ジョブズ氏がCEOだった時代は、株を買い戻す提案を無視し続けたが、ティム・クック氏がCEOになってからは、それを実行に移し、900億米ドル(約9兆円)分の株を買い戻した。

これを多くの投資家が評価し、株価が上がっただけではなく、同社の財務会計レポートをより見栄えのよいものにした。

今年の年初には、株の買い戻しの規模は更に拡大し、2012年9月以来あまりよくなかった株価を少々戻すことができた。

今年の第一四半期で180億米ドル(約1兆8,000億円)の買い戻し計画も、Appleに25%の株による収益をもたらした。



3. コア製品の多様化。

Appleの財務上での成功の秘訣は、製品の種類が少ないのに販売量が多いことだ。

ティム・クック氏はCEOになった後、その戦略に微調整を加えた。

それは、「iPad」と「iPhone」のシリーズにバリエーションをもたらしたのだ。

それは、「iPad mini」と「iPhone5c」だ。

Appleは、各製品ごとに競争させようとしているわけではないのだ。

Fiksu社のデータによると、「iPad mini」は2番目に売れている「iPad」製品になっている。

しかし最も重要なことは、ティム・クックCEOは新製品のコストを増加させているのと同時に、高い利益率を保っていることだ。

スティーブ・ジョブズ氏は、「製品の開発」、ティム・クック氏は、「事業の拡大と利潤の増加」に長けていると、アナリストは分析しているし、一般ユーザから見てもそうみえるのは疑問の余地がないだろうと言えますね。



4. 他社の買収と提携の強化。

Appleは、スティーブ・ジョブズ氏がCEOだった時代には、他社の買収は非常に少なく、また大多数が規模が比較的小さいものだった。

しかし、ティム・クック氏がCEOになってから、既に「23社の買収」をしており、また規模についても30億ドル(約3,000億円)もの大金で「Beats」を買収したことも記憶に新しい。

これは、「Beats」の音楽と営業に関する人材の買収ともいえ、このことはApple自身のクリエイティビティが次第に失われていることを表しているともいえる。

いずれにせよ、大規模な買収はティム・クックCEOが外部からの助けを借りることに何のためらいも感じていないということを表している。

先日、Appleがスティーブ・ジョブズ氏があれほど牙を剥いていた仇敵「IBM」と提携し、エンタープライズ(企業)向けアプリの開発を共同で行うことを発表したことなどは最もわかりやすい例だといえますね。

もちろん、スティーブ・ジョブズ氏も「マイクロソフト」や「Intel」(インテル)と組むなど人々を驚かせはしたが、その例は非常に少なかった。

当然、ティム・クックCEOの時代にも恐らく、「全く新しくイノベーティブな製品」はリリースされるだろう。

例えば、噂が絶えないウェアラブルデバイス「iWatch」などだ。

しかし
、「iPhone」の販売量がますます増えている昨今、投資家はティム・クックCEOと彼が率いるAppleに対して基本的に満足しているようだ。

もし、スティーブ・ジョブズ氏が、「一人の革新者で夢想家である」なら、ティム・クックCEOは、「優秀な商人か経営者」ということになる。

そんなティム・クックCEOが、今後どのような方策を打ち出し、Appleを率いていくのか、そして投資家や消費者をどのように喜ばせてくれるのか、今後の革新的なビジネスビジョンの拡がりに大いに注目したいと思いますね。

またね。

ペタしてね