春3月

凛とした空気が心を洗う

梅の花が心を包み

白い富士が心を奮わせる

さあ、春だ

もう少しで

もう少し
一心不乱に窓の外

流れる景色に現を抜かす

ポケットに引っかけた

雨傘を落としたことも気が付かず

我に帰った瞬間に

そっと差し出された優しさよ

心がポロリと涙する

ありがとう

ありがとう

心がホット深呼吸

子供が大切だったから

まだここにいる

誰かの言葉に

なんて答えたらいいんだ


立派だね

大切に思っているんだね


怒りと笑いが込み上げる


その昔

笑いながら怒る芸をする人がいた


そんなやついないな、と思って見てたけど


俺だった