五月晴れの中で

あれから３年ちょっと

君たちちも少しずつ大人になって

何が真実で

何かを受け入れ

受け入れられない何かがあり



幸せにも私には生まれてきたことに少なくとも両親、兄弟、家族には悲しみ、苛立ち、憐れみも持つものはいなかった。

いま私にとって苦境であっても、なんとか生きていられるのは、そんな静かで優しい時間があったからなのかな って思います。

君たちがこれから、様々な困難に出会ったとき、それをのりきる心を育む努めを放棄してしまう、そんな家族の中でしっかりした心が、優しさが、強さが育めるのかな。


あなたに子育てなんか無理、男一人で育てられないよ
君たちもそう思っていますか、


五月晴れの穏やかなそよ風を感じながら空を見上げると

何も変わっていない自分が歳だけとって

ポツリ路地裏にたってます

おい、おまえ

喜びは励みに変わり

やがて飛び立つ力になる

悲しみは心に宿り

やがて立ち上がる力に変わる

偽りは哀しみを生み、別れは喜びに替わる


何が残った

憤り、怒り、叫び、不条理
変わらない

消えないな

暑中お見舞い

拝見 元気に山歩きなどしていますか、相変わらず貧乏ひまなしの体で働いていますか、

こちらでは早くこの世と縁を切りたいのか、必死に体を酷似しているほどに、動き回っている人が、本人は楽しんでいると申しておりますが・・

わたしの方は変わらずに、火の粉の中を右往左往しております・・貴方なら綺麗な幕引きをするのでしょうね、しがらみの中で何が正しく、何が人の道で、何が親のとる道なのか、皆目分かりません、この年になるのに・・
進む道が前にあり、その中から選ぶならまだいいのですが、今回の選択はそうも行かないようで、厄介ですどうぞ笑ってやって下さい・・さて、さて、どうしたものか

熱中症になっても気づかず仕事に夢中になる貴方のことです、暑い日が続きますのでほどほどに・・と言っても性分ですからね

わたしの話の結末は、今度お会いした時にでも、苦笑いしながらお話しできればと・・いましばしもがいてみましょう

敬具