詐欺グループの摘発が多く報道されてますね。
実際、警察は地道に捜査を続けて摘発してると思います。
しかしながら警察捜査で着手から内偵が終わるまで最低3ヶ月という時間を要します。
当然ながら詐欺グループも内偵を受けてる事は気づきます。
現の私も内偵を受けてる事は承知してました。
私の場合は逃げる気もなく、ほとほと嫌気もありましたから逮捕されて刑に服してリセットできればという気持ちが大きく証拠の隠蔽などは行わず待ってる状態でした。

犯罪を犯している人間は非常に警戒心が強く自分の周辺の変化を敏感に察知します。
特に内偵捜査時は行動確認の為に警察車両が張り付きます。
これが気づく原因のひとつです。

集団詐欺組織になると上層の人間は犯罪に直接関与しません。
少し離れた場所から監視する感じです。
内偵捜査で周辺環境の変化にも気づきやすく一定のところで捜査を終了させる必要に迫られます。
そこで上層組織の構図を知らない人間を中核まで引き上げ、ある程度の責任を持たせてやらせ摘発させる。
いわゆる尻尾切りです。
詐欺組織も警察の捜査が及ぶ事は、今の手法がもう限界にきていると悟るのです。
上層は警察から逃げ、下層に罪を負わせて新たな手口で詐欺を始めます。
また不思議な事に警察情報は多方面から入ってきます。
誰々に切符が出た。(逮捕状)
どの組織のどのグループが内偵にかかってるなど。
情報源は分かりませんが早い時期に情報は入ります。
私の場合もそうでした。
警察が動くとの情報が入り、1ヶ月くらいしてから自宅周辺に見知らぬ車両をよく見るようになりました。
警察の人間は独特の雰囲気を持ってますからすぐに分かります。
逮捕の当日は出かけていて警察も空振りしたみたいですが切符が出たと情報は入っていました。
一応の対策は講じて、その日の夜11時に自ら出頭し事情聴取。
一通り簡単な聴取を受けて通常逮捕。
これが私でした。

所轄から本部に調べが本部に変わり係長が担当。
待遇は良かったですよ。
コーヒーを飲みタバコを吸いながらの取調べ。
私も抵抗などしないで素直に自供しましたからね。
私は警察留置で年を越す事になりましたが正月はわざわざ係長が出勤してくれて手作りの雑煮を振る舞ってくれました。
話は逸れましたが逮捕、摘発はほんの一旦に過ぎません。
新たな詐欺手口の登場を意味している事を覚えて下さい。
彼らは同じ手口は使いません。
どうぞ被害に合わないようお気をつけ下さい。




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