不妊治療をしていると、やっぱり1歳、1か月でも若い方が有利なんてことは、毎回実感すること。

 

でも、それ以上に日本?というか、まぁ日本社会自体「若さ」を評価する傾向があり、結構年齢で決めつけられることが多い気がする。

 

 

いわずもがな、婚活市場では最近、男女ともに若さって重視されるよね・・・。

妊活から不妊治療まで進んで、そりゃそうだよね、って本当に思う。

 

それ以外にも、仕事関連で「若さ」というか「年齢」をシビアに見られている気がした。

私の学生時代からの友人が、新卒からずっと人材業界で働いている。

 

その彼女が言っていたのが、

35の壁、40の壁だ。

 

確かに私が転職活動をしていた頃も、正社員の求人で、35歳以下まで書いてあるところが結構ある。

友人曰く、書いてなくても実際は35歳までっていう年齢制限を設けている会社もあるらしい。

 

次にあるのが40の壁で、非正規雇用でも40歳以上はちょっと・・・と渋る会社もあるそうだ。

 

なんで企業は若い人を欲しがるのか。

若いがいいっていうか、35以上、40以上の人への対応が難しいというネガティブ要因が強いようだ。

 

問題になってくるのが、素直さ、柔軟性、機動力らしい。


雇用側から上がってくる声で多いのは、

 

「仕事を教えるときに、教える側の方が若いと、そこはやっぱりすごく気を遣う。」

「自分のやり方にすごくこだわる人が多い。いくらキャリアがあっても、前の会社はこうだった、とか言ってこられると困る」

「指示された内容に懸念点やリスクがあると、動こうとしない。キャリアがあるゆえのってやつかもしれないけど。」

「重労働系は任せられない。ぎっくり腰とかになられても困るし。」

 

らしい。


年齢で足切りがあるのは、

35、40の人は↑みたいな傾向の人が多いから、雇う側もいろいろ大変だし、厄介事は御免、それなら、若い子の方がいいっていうことへの現れなのかと。

 

まぁ、わかるよ。

一時期、雇われ店長みたいな仕事をしてアルバイトの採用の権限も少し持っていたことがあるから余計にわかる。

 

50代の人を雇ったら、マニュアル無視して「こっちのやり方の方がいい!」と他のバイトに自分流のやり方を押し付けていた。

私が注意したところ、「あんたより俺の方がこの業界で長く働いているんだぞ!!」と全く相手にされず、エリア長まで出てくる羽目になった。(結局、その50代の人はすぐに辞めてしまったが)

 

それ以降、50代の人からの求人応募があると、身構えてしまっている自分がいた。

 

結局のところ、人間性の問題な気がするし、35、40を超えたって、謙虚な人はいるし、柔軟性のある人だっている。

 

 自分も40近くなって、この辺は考えさせられる。


とはいえ、人間歳をとると保守的な考えになりがちなのも事実だ。

 

 

けれど、最近、本当に業界によっては人手不足らしくて、35歳以下なんて書いてしまうとマジで人が集まらない会社もあるらしい。

だから、まず年齢で足切りせずに、とりあえず面接で会ってみて人間性を見ようみたいな会社も一定増えてきているらしい。

(というか、うちの会社がまさにそれだと思う)

 

つくづく、壁の多い世の中だよな・・・と思う。