野球肘とは、野球選手がボールを投げることで肘(ひじ)を痛めてしまうケガの総称で、靭帯損傷や肉離れなど、様々な病態があります。
詳しくはこちらに書いてありますので、参考になさってください。
さて、今回は、その野球肘のリハビリや治療に『超音波治療』が効果があるのかどうかということについて考えていきたいと思います。
超音波治療は、びりびりぴくぴくする電気治療とは異なり、超音波の正体は、ほとんど感じることのない細かい「振動」です。
この振動を使って、体内の組織を震わせ、熱を発生させることが超音波治療気の原理になります。
超音波は、組織を温めることができるのです。
この温かさは感じることができます。刺激が強すぎると熱いです。
体の組織は、温められると柔軟性が増し、血流が増加します。
また逆に冷やされれば、血流は減り、組織は固くなります。これを狙ったのがピッチング後や捻挫してしまった時などの応急処置で行うアイシングですね。
つまり、体の組織(主に筋肉)を深部から温め、柔らかくし、血流を高めることで、治療を進めていこうというのが、超音波治療の目的になります。
前置きが長くなりましたが、超音波治療が野球肘の治療やリハビリに有効かどうか。
有効です
野球肘の痛みの原因は様々ですが、ほとんどのケースで筋肉の硬さがベースとなっていますので、そういった筋肉の硬さを超音波で緩め、血流を促進することで、痛んでしまってる組織の治りを早めることが期待できます。
また、低出力超音波治療といって、通常の超音波よりもかなり弱い超音波を使って治療を行うこともあります。
この低出力超音波は、振動によって熱を発生させることはなく、組織細胞に働きかけて再生を促すことで治癒を促進させることができます。
熱が発生しないので、例えば捻挫の直後や、肉離れの患部などにも使用できます。
しかし、この低出力超音波が1番効果を発揮するのは、骨折に対してとされています。
骨折部に対して低出力超音波治療を行うと、癒合期間が40%短縮したという研究もあり、骨折の治療には欠かせないものと言えます。
野球肘で言えば、剥離骨折や肘頭疲労骨折など、骨のケガもありますし、内側側副靭帯損傷などで炎症が起きている部位にも使用することができます。
【結論】
野球肘の治療・リハビリには超音波を使おう
プラストレーナーズ
伊藤孝信
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