※ 記事の更新がないときは、過去記事、もしくは、右下のツイッターに科学ニュースなどを載せていますので、そちらをお楽しみください。
今日は寒かったですね
寒の戻りにしては、戻り過ぎ。。
大阪で寒いと思っていたら
東京では雪ですか
気温の急激な変化で
体調を崩されませんよう、ご自愛ください
さて、
カラス、というと
どんなイメージでしょうか?
賢いという感じですかね
中には、歩いていて頭をつつかれた
という方もおられるかも知れませんね
身近な困り事としては、
家庭ゴミを道路に出していると
ゴミ収集車が回収に来るまでに
カラスがゴミ袋を破って
中身を散らかしてしまうとか
このゴミ問題も、カラスが賢くて
人間との知恵比べの様相を呈しています
では、どれくらい賢いでのしょうか?
例えば、NHKのEテレで
「考えるカラス ~科学の考え方~」
という番組があります
そのオープニングには
カラスの賢さを示す動画が流れます
細いガラスの筒に水が入っていて
その水にエサが浮いている状況
カラスのクチバシは、
そのままではエサに届きません
そこで、カラスは考えます
そして、
そばにある石をその筒に入れて
水面を高くしていって
エサを食べることに成功
なんと賢い。。
ちなみに、体重はニワトリの3分の1
しかありませんが、
脳は3倍の重さがあるそうです
カラスは人の顔を覚えている、
ということも研究で分かっています
カラス相手に
あまり悪さはしない方がよいでしょう
顔を覚えられてしまいますから
最近、
もっと賢いのでは?という論文が
発表されました
「カラスの知能は天井知らず?自分に危害を加えた人物を認識しそれを仲間に伝える能力も(米研究)」
Heather N. Cornell , John M. Marzluff , Shannon Pecoraro (2012)
Social learning spreads knowledge about dangerous humans among American crows
Proc. R. Soc. B (2012) 279, 499–508.
DOI: 10.1098/rspb.2011.0957
実験では、
まず、カラスを捕まえるという、
カラスにとって恐怖な体験をさせます
そして、
直接捕らえられカラスだけが
その顔を覚えるのではなく、
そのカラスの子や、仲間のカラスにも
その情報を伝達する能力があることが
分かったそうです
一羽のカラスを怖がらせると
集団で逆襲されるかもしれません
カラスの別の話題も見てみましょう
次のリンクで紹介されているのは、
カラスがお返しをしてくれるようになった
というイタリアのお話
8歳の女の子が、
カラスにエサをあげていたら
しばらくすると、エサ箱に
金属や、ボタンなどが置いてあるように
なったそうです
エサをもらったカラスがお返しを
しているのだとか
たまたま、カラスが何かを置いていって
次のとき、エサ箱にエサがあったという
経験をすることで、
何かを置くとエサがもらえる
と学習したのかもしれませんが
微笑ましい話題ですね
「おいしいごはんをありがとう!」 いつも餌をくれる少女にカラスがカラス的な宝物を持ってくるようになった。(イタリア)
これに近い話として
カラスの自動販売機があります
カラスがコインを拾って来て
スロットに入れるとエサが出る
「自動販売機」で、コインを
集めようというもの
実験では割とうまくいって、
野生のカラスでどうなるかを
試しているそうです
カラスを使ってお金を集める方法。コインを入れると餌がでてくるカラスの為の自動販売機
賢いカラスの知能も
うまく使いたいものですね
(おしまい)
文:生塩研一
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