※ 記事の更新がないときは、過去記事、もしくは、右下のツイッターに科学ニュースなどを載せていますので、そちらをお楽しみください。







ここ2回、血液関係の話を書いてきました


拙ブログ「血液と一酸化炭素中毒」


拙ブログ「血液が透明な魚?」





そう言えば、

お肉って、赤いイメージがありますね


あれは、血があるからでしょうか?


でも、鶏肉はあまり赤くないですね



魚も、

マグロは赤身ですし

タイは白身


どうしてでしょうか?



血管を流れる血液で酸素を運ぶのは

ヘモグロビンでしたが、

筋肉ではミオグロビンという

タンパク質が酸素を運んでいます


ミオグロビンも鉄を含み、赤色なので

ミオグロビンをたくさん含む筋肉は

赤色になります


マグロなどは回遊魚ですから

いつも泳いでいて

常に酸素をたくさん必要とするので

たくさんのミオグロビンが必要で

赤身になるわけです


タイなどの白身魚は

運動量が少ないので

ミオグロビンがあまり要らず、白身に


ですから、鉄分補給には、

鉄を含むミオグロビンが多い

赤身魚がよいわけです



ついでに、、


前回、酸素を運ぶ血球にある

ポルフィリンの真ん中の金属が変わると

血液の色も変わるということを書きました


拙ブログ「血液が透明な魚?」



ポルフィリンの真ん中が

コバルト(Co)になると、

ビタミンB12という生理活性物質



コバルトも聞く機会が少ないですが

原子番号27なので、鉄(Fe)の次です


コバルトは、鉄と同じく強磁性体


強磁性体というのは

磁石にくっつく物質です


金属は全て磁石にくっつくかというと

そうではなく、くっつくのは少ないです


例えば、アルミニウムで出来ている

1円玉は磁石にくっつきません



また、

ポルフィリンは植物にもあります


中央の金属が

マグネシウム(Mg)になると、

クロロフィル


葉緑素ですね


植物の光合成に関わり

光エネルギーを吸収します




(おしまい)




文:生塩研一




お読みいただきまして、ありがとうございました。
リクエストやコメントもお待ちしています。お気軽にどうぞ~!
対応できない場合はごめんなさい。。


このブログはランキングに参加しています。
私の順位を見てみたい方、応援してくださる方は、
下のバナーをクリックビックリマーク 


自然科学 ブログランキングへ

にほんブログ村 科学ブログ 自然科学へ
にほんブログ村


Facebook の「いいね!」も嬉しいです!


Twitterもやってます



読者登録してね