ニュースでも言われていますが、
今夜は、
ペルセウス座流星群が極大となり
晴れている地域では
多数の流星が見られそうです
冬に見られる他の有名な流星群と違い
寒くないので観察しやすいです
むしろ、暑いかも。。
時間帯は、まず、放射点が高くなる
夜の9時過ぎ以降
それから、月があると見にくいので
月が沈んだ後がいいですね
月が沈む、月の入りは
大阪で 21:34
東京で 21:15
広島で 21:46
大阪なら9時半以降ですね
ちなみに、月の入りは、
1日で約40分遅くなりますので
明日見る場合は、今夜より40分後
くらいを目安にしてください
放射点の方角は北東ですが
どちらを向いても見える数は
あまり変わらないでしょう
観察条件がよいと
1時間に50個くらい見られるとか
ペルセウス座流星群の出現時期は
7月17日~8月24日ですから
今夜が無理でも
あと数日はよく見えると思います
そもそも、流星って何でしょうか?
それは、小さな天体が
地球の大気と摩擦を起こして
高温になって発光する現象のこと
小天体の大きさとしては
小さければ 1 mm 以下
大きければ 数 cm
大きいと燃えつきずに隕石として
地上に落ちます
速度は、秒速 数十 km
地上約 100 km で発光します
流星群とは
天球のある点(放射点)を中心に
放射状に出現する多数の流星のこと
中でも、毎年よく見られる流星群
「しぶんぎ座流星群」 1月
「ペルセウス座流星群」 8月
「ふたご座流星群」 12月
を三大流星群といいます
なぜ、毎年見られて、
星座の名前がついていて
同じ日程で見られるのでしょうか?
流星の本体は、彗星のかけらです
それを放出する彗星を
母天体と言いますが
ペルセウス座流星群の母天体は
スイフト・タットル彗星
太陽を約130年の周期で公転しています
彗星が公転する間に
その軌道上でかけらをまき散らします
その軌道と
地球の軌道が交差する場合に、
地球がその彗星の軌道を横切ると
そのかけらが大気中に入って
流星として見られる、ということです
地球が公転する間に
太陽を背にして見えるのが星座ですから
その彗星軌道と交差するときに
放射点付近にある星座の名前が
付けられているのです
以前、彗星の名前がついた流星群が
あったのは、この関係ですが、
2009年、国際天文学連合の総会で
流星群の名称のルールが策定され
放射点の位置を示す星座名を中心に
名称をつけるようになっています
国立天文台 アストロトピックス
No.495: 国際天文学連合、64の流星群の公式名称を決定
ちょっと外に出て
夜空を見上げてみましょう
願い事も、お忘れなく。
(おしまい)
文:生塩研一
お読みいただきまして、ありがとうございました。
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