昨日、京都伊勢丹の
アンリ・シャルパンティエで
アン・ブランシュ<宇治抹茶>
を見付けました

アンリ・シャルパンティエのHPより
行列になっていたので、
買うのは控えましたが、
プレーンのアン・ブランシュは
私のお気に入りです
白あんを使った焼き菓子で
フィナンシェに似ていますが
それよりあっさりした感じで
私はこちらがオススメ
フィナンシェやマドレーヌは
ありきたりなので、、という方には
是非、お試しいただけたらと
ただ、アン・ブランシュは、
フィナンシェやマドレーヌほど
いつもお店にあるわけではないようです
それから、
アン・ブランシュ<宇治抹茶>
は京都伊勢丹限定だったかも。
さて、
昨日のブログ「画家と素人で抽象絵画の見方に違いはあるか?」
で、絵の見方について画家と素人の
視線の違いを書きましたが、
ハトが絵を見てその作家を区別できる
という研究を思い出しましたので
簡単に紹介します
Watanabe S et al. (1995)
"Pigeons' discrimination of paintings by Monet and Picasso"
Journal of the Experimenta Analysis of Behavior 63(2): 165-174
私たちは、
美術館などで絵を見ていると
初めて見る絵でも、
ピカソらしいとか、
ゴッホらしいとか、
モディリアーニらしい、などと
画風から画家を推測できますね
それと同じようなことを
ハトもできるかどうか調べたのです

「著作権フリー商用可!無料画像の写真素材♪ラブフリーフォト」さんのサイトより
この実験をされたのは
慶應義塾大学文学部の渡辺茂先生
実験では、8羽のハトに
モネとピカソの絵を10枚か見せて
片方の絵が表示されたときに
キーをつつくとエサが出るようにして
エサが出る画家を入れ替えながら
訓練をします
で、
これができるようになったのですね
ただ、
これだけでは示された20枚の絵を
単純に覚えただけかもしれません
そこで、
同じ画家でまだ見せたことのない絵を
ハトに見せて試してみたところ、
ちゃんと画家を区別できたとのことです
つまり、
ハトは、特定の絵を覚えたのではなく
画風から画家が区別できたのですね
この研究成果は
広く知られるところとなり、
1995年のイグノーベル賞(心理学賞)
も受賞されました
イグノーベル賞日本人受賞者
また、渡辺先生は、
ブンチョウにも画家の好みがある
ことを示した論文も出されています
Ikkatai Y & Watanabe S (2011)
"Discriminative and reinforcing properties of paintings in Java sparrows (Padda oryzivora)"
Animal Cognition 14(2) 227-234.
モネのような印象派より
ピカソのようなキュビズムの絵の前に
長い時間いたことから、印象派の
絵を好んだと結論づけています
また、最近、
マウスも同様に画家を区別できる
という論文も出されています
Watanabe S (2013)
"Preference for and Discrimination of Paintings by Mice"
PLoS ONE 8(6): 365335.
マウスは視覚的な認知能力が弱いと
されていましたが、
絵画の画風を区別できるほどの、
割と高度な視覚的認知能力がある
ことがわかりました
渡辺先生は、
この3月に慶應義塾大学をご退官
されているようです
良書をたくさん書かれていますので
ご興味のある方、是非。
例えば、
渡辺茂『鳥脳力―小さな頭に秘められた驚異の能力』(DOJIN選書32)
(おしまい)
お読みいただきまして、ありがとうございました。
コメントもお待ちしています。お気軽にどうぞ~!
いいね!と思ったら、、、



自然科学 ブログランキングへ

にほんブログ村