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こんばんは。


昨夜の天気予報では、今日は曇り→雨

でも、今朝はスッキリした青空


午後から雨、との予報でしたので
午前中は子どもたちとテニスをする
予定にしていました

上の子は1年前から部活で
軟式テニスを始めていてかなり上達

下の子は今日でまだ3回目ですが
着実に上手くなりました

私もいい運動になりました


お昼前に帰宅して少し経ったら、雨が

天気予報、スゴいな。



お昼ご飯を食べて落ち着いていたら
下の子が積み木で遊び始めました

結構複雑で、上手に高く
積み上げるんですよね

左右対称に作るのも、おもしろい


で、ちょっと聞いてみました

私「平たい積み木を、こんな風に
  少しずつずらして重ねてったら、
  一番上は一番下より外側に
  積めると思う?」


$プラスサイエンス-積み木1


息子「むりやろ」

私「じゃあ、やってみよか」


$プラスサイエンス-積み木2



息子「おー、すげー。なんで!」

私「な、やってみんと、わからんやろ」



この問題、
あまりずらすと崩れるだろう
という直感に反するだけでなく


理論的に計算するときの
数学的な直感にも反します

ずらす幅が段々小さくなって
最終的にはゼロになるのに
ずらす幅全体は無限大になるのです!

足していくのはほとんどゼロなのに
全体では無限大になっちゃうのです

直感に反するでしょ?



理論的に考えてみましょうか


考えるときのポイントとして
下からずらしていくのではなく、
上から下に積み木を増やしていきます

絵を描きながら、
ゆっくり考えてみてください。。


上から2つは簡単ですね

一番上の積み木の重心は
真ん中ですから、
2番目の端は半分までずらせます


3番目はどこまでずらせるかというと
上の2つの重心を考えたらよいので
半分が重なっていて、
その真ん中が重心になりますから、
1/4だけずらせることになります


4番目をどこまでずらせるかというと
上の3つの重心を探すことになります


ちょっと計算してみましょう


考えるのは、上の2つの重心と
その下の1つの重心がどこで
釣り合うかということです


釣り合うのがどこかは
モーメントが同じになるところで、

以前のブログ
「驚異のバランス技、からの物理」


で書きましたように

(重さ)X (支点からの距離)

が同じになるようにすればいいのです


$プラスサイエンス-てこ



支点は重心と同じことです

上の2つの重心は、
2番目の端から1/4

下の1つの重心は、真ん中です


その2つが釣り合うのですから、
重心を3番目の端から L3 とすると

(重さ)X (支点からの距離)より

2 X L3 = 1 X ( 1/2 - L3 )

で、これを解くと、L3 = 1/6

このように重ねたときに
上からn個の重心を考えますと

( n - 1 ) X Ln = 1 X ( 1/2 -Ln )

これを解いて、Ln = 1/2n


つまり、ずれた分を上から順に
足していくと

1/2 + 1/4 + 1/6 + ・・・ 1/2n



計算するとわかりますが、
5個目で丸1個分ずらせます


さらに、
nを無限大にもっていきますと
1/2n はゼロに近付きますが

この和全体は無限大になります


数学的な証明が必要ですが

興味がある方は、
WIKIBOOKSのサイトなどをご覧あれ



この積み木問題、おもしろいですよね



このような話をおもしろい方には
ガモフの本がオススメです

今回紹介した積み木問題もあります

ジョージ・ガモフ
『数は魔術師』





なんだか首もとがチリチリ。。

日に焼けたようです

日焼けのダメージはすぐに来るのね

筋肉痛は、明後日くらいかな(笑)



(おしまい)






お読みいただきまして、ありがとうございました。
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