♪
夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
「あれに見えるは茶摘みぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠」
日和(ひより)つづきの今日このごろを
心のどかに摘みつつ歌ふ
「摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにゃ日本(にほん)の茶にならぬ」
♪
今日は、この茶摘み歌に歌われる、
八十八夜
夏も近づく、というより季節を
少し逆戻りした感じでした
しかも、3日後の5月5日は、立夏
え?
このくらいの涼しさは歓迎ですが
心配しなくても、
また暑くなるのでしょうね
昨日のブログ
「計算が脳に痛みをもたらすことも」
では、これから計算すると思っただけで
脳が痛みの反応をするという実験を
ご紹介しました
数学と脳に関連した研究をもう一つ
脳というか、心理ですが
一昨日のブログで、
私の子育て経験から、男女差を感じた
ということを書きました
でも、
基本的には、そんなに男女差がある
とは思えません
脳研究者でも
脳の男女差があるという立場と
ないという立場があるようです
とりあえず、よく言われるのは
脳の構造的な違いとして
男性の方がひとまわり大きくて
白質が広い、一方
左右の脳をつなぐ脳梁は大脳との比で
女性の方が太いとか
機能的な違いとして
男性の方が空間認知機能は高いが
言語機能は女性の方が高いとか
実は、数学にも男女差があるという
ことが知られているようです
数学嫌いが成績に悪影響を与えるとか
数学嫌いは女性に多いとか
言われており、
このことを調べた
イギリスの研究が最近報告されました
Devine et al., Behavioral and Brain Functions 8: 33 (2012)
中学生に対して
テスト自体に対する不安も考慮に入れて
数学嫌いを調べたところ、
やはり、女性の方が数学嫌い度は
高かったようです
しかし
数学の成績自体に、男女差はなかった
とのこと
そして、著者らは
女性はもともと数学の能力が高いのに
数学嫌いという心理が成績を下げて
男女で同程度になってしまっている
のかもしれないと指摘しています
昨日の話と合わせますと
女性が、計算が嫌だなーと思わずに
すぐに計算をはじめて数学嫌いが
解消されると、男性と同じだった数学
の成績がどんどん上がって男性に差を
付けるということになりそうですね
男子諸君、
うかうかしていられませんよ!
お読みいただきまして、ありがとうございました。
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