この足を持った男は、その頃の僕の写真を覚えている。もう僕は忘れている写真も。
あの頃と今と違うところ、
男を撮ることがなくなった(笑)
今、気付いたよ。
あの頃の感覚は、同世代の男を撮っていた。
何故今撮らない?
んーー、仲間だと思っていないから、か。
あの頃は確かに、名も知らないヤツでも撮っていた。
それは何かをヤツらに感じていたから。
負じゃなくて、陽。
写真は光がないと写らないから、
光を出しているものを撮っていたんだな。
それ自体が光を持っていなくても光を受けているとか、
恒星と惑星、みたいな。
年をとっていくと、つまらん人間になる。
つまらん…、バカな人間だ。
光も空気もないところで騒いでも誰もわからないだろ。
「写真は”誇り”を与える」
と、アラーキーが言っていた。
