ヒラメの説教 | 日刊ぷらすれっど -落書き編- presented by plusRed

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ごくごくありきたりな写真と面白味に欠ける文章でまとめてあるクソ真面目なブログです。”ぷらすれっど”は写真事務所らしい。

たぶん二度目だと思うんだけど『人間失格』を読んでいる。実は先ほど読んだ『斜陽』は図書館で借りて期限が過ぎたので読み終わってなかったけど返した、また借りたらいいから。


でもね、携帯小説で検索したらあってさ。で、続きを携帯で読んだわけ。本みたいにページをめくる面倒がないから電車では便利。それが読み終わって少し時間があったから次の『人間失格』


その中にヒラメが主人公を説教するシーンがあるんだけど杓子定規っていうのかなんだかなぁー。


僕が18才大学一年生の夏に北海道に行った。麻布十番のプロラボでバイトしている頃だ。休みを一週間貰って青春18切符と確か15000円の現金、後はショルダーカートにカメラを入れたジュラルミンケースを乗っけて。


上野の始発に乗りたくて向島に住んでいた高校時代の友達の家に泊めてもらって。その後はもちろん宿など決めていない野宿でいいやと思ってね。初日は八戸の駅構内で泊まった。二年前にバイクで八戸駅に行ったけど駅ビルになっていて随分様子が変わっていた。


八戸から下北半島を廻って大間でショーゲキ的な写真を撮ったんだな。その写真がたぶん僕を変えたんだよ。


その旅の話しをすると長くなるので本題は…、。


そんな野宿の無銭旅行をしているうちに帯広駅に「カニの家」という無料宿舎があり、宿舎といっても大きなテントの中に泊まるんだけど。僕はいつも駅前で寝ていた。終電がなくなるとシュラフの花が咲く帯広駅前。そこで休み期間の殆ど時間を費やした。


「カニの家」には一応リーダーとヘルパーがいてね。みんなで自炊したり、ツアーを組んで遊んだり。夜になると毎日宴会だった。


その中にヘルパーをしている男がいて、確か名前は宇崎だった。宇崎清人。僕より何歳か年上だった20後半、10才上だったろうか。


ふぅー、長い。本題に行くまでまだかかるよ。


そいつといろいろあってさ。僕はバイトがあるから東京へ戻った。

秋になってそいつが東京に来た。僕は宿泊に僕のアパートを提供した。何日間いたんだろう、一ヶ月?なんか北海道の時のアイツではなかった。で、ついに僕はソイツに説教した。


「どうするんだ、今後」


次の日、ソイツは出ていった。


そいつの話は機会があったらまた話そう。夏が終わった後はそのまま北海道にいてじゃがいも工場で働いたらしい。そのバイト代で彼女、彼女?元カノに約束していた指輪を買ったんだと。


なんか…、バカな奴なんだ、純粋で単純で世渡り下手な。それでいて、寂しがり。両親も他界していてさ。


あれから一切の連絡はない。アイツが出ていった翌日に北海道で知り合った女の子から電話があった。「自殺するって」


僕はは偽善者だったんだ。言ってはいけない事を言ってしまったんだな。


あ、これノンフェクションだからね。もう20年以上前の話し。